里山の会のN・Kさんに、手作り味噌を3kg分けていただきました。
しかも、材料代だけで・・・嬉しかったです。
もし作りたい方がおられたら参考になさってください。
という事でレシピをいただきました。
本来ならば3月中旬に作る予定が、東日本大震災が起きて計画停電が実施された為、5月に延したそうです。
≪手作り味噌レシピ≫
☆材料
糀菌・・・1/2袋
(糀菌は購入したものです。1袋は米15Kg用でした)
精白米・・・7.5kg
大豆・・・7Kg
塩・・・3kg
※この分量で作ると、約30kgの味噌が出来ます。
したがって出来た味噌の塩分含有量は10%になります。
1.第1日目(5月8日)午後3時米とぎ・浸水
米を良くといで一晩水に浸しておく。
2.第2日目(5月9日)糀作り
*午前9時、米を蒸す。
蒸し器で蒸気が上がってから40〜50分、指でつぶせるぐらいの
固さまで蒸す。
*米を40℃になるまで冷まし、糀菌を混ぜる。
40℃に温度が下がったら、米に糀菌を振りかけて均等に混ざるよう手で
よくよく混ぜる。(米に均等にすり込むように)
*保温する。
37℃で糀菌が良く働くよう温度を保つ。
3.第3日目(5月10日)糀切り返し
*午前9時
糀を広げ固まった所は米粒がバラバラになるように、もみほぐす。
良くほぐしたら、また37℃に保温する。
*午後2時
再び糀を広げ固まりを良くほぐし37℃に保温する。
*大豆洗いと浸水
午後3時、大豆を良く洗いたっぷりの水に翌朝まで浸す。
大豆が大きくなり量が増えるので大きめの容器で浸す。
(2倍くらいの量になる)
4.第4日目(5月11日)仕込み
*午前9時
大豆の水を切り大釜(圧力釜)に大豆と水をひたひた位まで入れ、
大豆を茹でる。
茹であがりは大豆が親指と薬指で軽くつぶれる位まで軟らかく。
*糀に、塩を混ぜる。
大豆を茹でている間に、糀と塩を良く混ぜる。塩も糀に均等に
混ざるように丁寧に混ぜる。
(塩は最後にカビ止め用に振りかける少量を残しておく)
*大豆と糀を混ぜる。
大豆をこねるようにつぶし糀を混ぜていく。(実際は機械で行った)
*味噌玉を作り、仕込みをする。
・味噌を入れる容器は良く洗って干し、アルコール消毒をしておく。
・味噌を両手でボール状に丸め、容器の中に叩きつけるように
投げ入れながら仕込む。(空気を抜く)
この時空気が味噌の中に入らないように容器の隅まで味噌を
押し込む。
*保存
・味噌の最上段に残しておいた塩をうっすらと振る。
・ビニール、ラップ等を味噌にぴったり張り付けるようにして覆う。
(空気を入れない)
・容器の口を新聞紙などで、ほこりが入らないように包み、紐でしばり
涼しい所で夏を越す。
・成熟が進み、秋頃になったら食べられる。
・更に、この上に袋に入れた塩(材料とは別のもの)を置き、
空気と味噌が触れないようにする。
『注意』
・容器から小分け容器に出す時は、乾いた用具を殺菌して使う。
・出来るだけ素早く作業をし、すぐにラップをぴったり張り付け空気に
ふれさせない。
小分けした味噌は冷蔵庫で保存する。
・もし容器の口の縁がカビてきたら、その都度拭きとりアルコール消毒を
しておけばカビが生じにくい。
・防腐剤を使ってないので、カビは生じることがあります。
・容器の広さより少し大きめのビニール袋に別の塩を入れ、味噌の上を
覆っておくと更に空気が入りにくくなりカビ対策として良い。
・家庭で3kg〜5kg位作るのなら、この材料の1/10〜1/6を目安に
計算して作ると良い。
・塩分は低いとカビ易いし、高いと保存性は良いが
健康には・・・の考え方も。
・味噌作りは、米も大豆も収穫出来た冬に作るのが一般的です。糀作りは
コタツや毛布に包む等の工夫をすれば、器機がなくても可能です。
市販の糀を買って作ればもっと簡単に作れます。
(1・2・3)一部の作業が省けます)