桑田里山の会が3月10日で幕を閉じました

荒廃した里山を豊かな自然環境を守り育てる活動をしてきた「桑田里山の会」が今年の3月10日で活動を終了しました。

20数年に及ぶ里山再生活動は近隣にも大きな影響を与えました。

会員も様々な職業の方々や主婦が集まり、にぎやかに楽しく働きました。

私も2005年3月に友人の紹介で入会しました。

当時はうっそうとしたスギ林で足元にはスギナやドクダミ、ススキ等がはびこり、日中でも薄暗い里山でした。

そういう中で月1回の活動日は男性陣は枯れ木や雑木の伐採、片付け、遊歩道作り、ビオトープ作りなどに汗を流し、女性陣は山の下草刈りが主な仕事でした。

何年も継続する中で雑木の植え込みを行い、たちまち明るい里山に再生され、野草も、シャガ・ハンショウヅル・ヤマトリカブトフデリンドウニリンソウウラシマソウ・ワレモコウ・ホトトギスオミナエシ・キンラン・ギンラン等々、もともと里山に在った野草が戻ってきました。

そして会員一人一人の名前を付けた杏子の苗を植えてあんずの里も作りました。

又、紫陽花を植えてアジサイロードを作り見学者も訪れるようになり、会員の里山活動は大きな成果をあげました。

他にも有志で田んぼクラブを結成して毎年黒米を栽培して販売をしました。

そんな中で、私は入会当初から里山通信発行のメンバーとして声をかけていただき、定期的に里山通信の入力をしました。

色々苦労はあったものの私にとっては最高に楽しい仕事でした。

私も75歳を過ぎた頃から体調を崩したりケガをしたりして、里山活動から遠ざかり近年は全く参加しておりませんでした。

ただ、黒米だけは毎年大量に購入して、里山と少しでも繋がっていたいという思いがありました。

3月10日、昨日ですが、友人の車に乗せてもらって最後の里山活動をして皆さんと語りあってきました。

 

もう大半の物は片付けが終わり最後の処理をしている所です。

傘邸は後を引き継ぐ業者の方が必要だという事でそのまま残すそうです。

 

女性陣は炭焼き窯があった場所の瓦の後片付けをしました。

瓦は知り合いの業者の所へ男性陣が軽トラで運びました。

 

会員が散らし寿司を作って下さってお昼は里山センターでいただきました。

女性陣は部屋の中でいただき、男性陣は外のテーブルでいただきました。

 

食事が終わってから外の囲炉裏を囲んで1人1人感想を話しました。

 

皆さんそれぞれに沢山の思い出があって懐かしくお話を聞きました。

 

こちらのグループで挨拶は終わりました。

 

今まで竹林の管理もしてきたので、竹林の会を発足させて竹林管理を継続するそうです。