≪桑田・里山の会≫が地域情報誌「シティライフ」に掲載された

私の参加している「桑田・里山の会」が、地域情報誌「シティライフ」2016.2.20号(http://www.cl-shop.com)に大きく掲載されているのを見てとっても嬉しかったです。
読んでいて里山の情景が次々と浮かんできて、今すぐにも飛んで行きたくなりました。
昨年は体調不良で殆んど活動に参加出来ませんでしたが、私も活動に参加して10年ぐらいになります。
シティライフさんの了解を得て少し長いですが、内容を抜粋してご紹介したいと思います。
興味のある方、最後までご覧いただければ幸いです。


『遊び心で生き物がたくさんの里山再生』
高齢化と減反政策で荒れ地になる田んぼや山林が増える中、昔のように生き物が沢山いる里山を再生しようと活動しているボランティア団体がある。
いすみ市の『桑田・里山の会』で、活動日は毎月第2日曜日「無理せず・楽しく・出来ること」をモットーに、遊びながら自然環境を守り育てるのを目的としている。
雑木林の管理として下草刈りや活動路整備が主な作業だが、里山の再生活動を通じて都会の人にも憩いの場を提供しようと、活動日の前後に炭焼きや蕎麦打ち、古代米作りも行っている。
また整備した山林に、会員一人一人の名札を付けてアンズの苗を植え桑田をアンスの花咲く里山にする計画が進んでいる。
桑田には田んぼ、山林、丘陵地が広がり、3ヶ所の堰もあり鴨が多く渡ってくる。
継続的な活動と減農薬化で増えてきた田んぼのドジョウやタニシを目当てにシロサギが集まり、絶滅危惧種ニホンアカガエル・トウキョウサンショウウオも多く生息する。用水路に通水した時、これらの生き物が流されないようにビオトープも作り管理している。
また密集していた杉山や竹林の適当な伐採で光が地面に届いた結果、フユイチゴ・タラの木など、虫や鳥が食べる木の実を付け、シュンラン・ホトトギス・ワレモコウなど、四季折々の草花が見られるようになった。
会員の中には左官屋や植木職人もいるので大概の事は出来ます。炭焼き小屋や傘亭と呼んでいる野外の屋根付きのテーブルも伐採した木や竹を使って自分たちで作りました。と、事務局長の宇津井茂さん。
会の運営費は各種の助成金もあるが、間伐材や竹を炭にして販売し、その利益を当てている。
炭にする過程で出る木・竹酢液も今後は商品化を考えているとの事。また竹をチップ状にしたものは土壌改良剤として今後活用していく。
竹が元来持っている乳酸菌を活かした肥料にするため、竹をパウダー状にする機械も作る予定だという。
50代〜60代を中心に会員数は55人。市外からの参加者は過半数を超え、他県から定期的に参加する人も多い。
ホームページも充実しており、活動した内容は写真やレポートですぐに他の会員が見られるようになっている。
会員専用の掲示板もあり、独自に味噌作りやそば打ち体験の参加者を募ることもある。
会員のブログで活動内容が掲載されることも多いが、それぞれが楽しんでいる様子が伺える。
(会員のブログって私のブログのことかしら?・・・10年ぐらい活動の様子を掲載しているので、里山の会のホームページにリンクされています)会員とその関係者が利用出来る簡易宿泊所もあり、宿泊所の前の10坪の畑も貸しているので野菜なども作れます。
地元の人から頼まれ、毎月第4日曜日には竹林の整備も行っている。
手入れのされた竹林は適当な光が降りそそぎ、気持ちの良い空間となっていた。
毎回20〜30人の人が集まるので作業に支障はないが、活動を次世代につなげたいと若い年代を含んだ会員を広く募集している。
年会費は個人・家族会員は2,000円・法人は10,000円・ゲストは当日の昼食費のみ。
活動する際の服装は、帽子・軍手・長靴と野良作業スタイルがベストで、活動時間は9時〜15時ぐらいまでです。

桑田・里山の会ホームページ 
http://www.milmil.cc/user/kuwasato/

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