「桑田・里山の会」10月定例会

昨日は「桑田・里山の会」定例会でした。
薄日が差して野外活動には良い気候でした。
参加者は24名ぐらいでした。
私は3ヶ月ぶりの参加で、皆さんに会えて嬉しかったです。
都合で時々不参加の人達も「やっぱり里山はいいねぇ、空気も良いしここにいるだけで元気になれる。皆とのおしゃべりも楽しい」と話していました。
私も同感です。家を出る時は遠いなぁ・・・気持ちも少し重い。
でも里山に着くと気分は一転・・・童心に返ってワクワクしてきます。


朝礼で作業の説明がありました。
台風18号の影響で倒れた木々や散らばっている枯れ枝の片付けです。
なるほど至る所に枯れ枝や倒木があって、すつかり荒れていました。



こういう大木は男性陣が片付けてくれました。



道路脇の側溝に木々が倒れています。
この道路沿いには、イノシシの侵入を防ぐために、地元の農業関係者の手で電気柵が張り巡らされています。
最初、女性陣では出来ないよね。と言っていましたが、事務局長さんから「片付けてください」と言われて、5〜6人で電気柵に触れないように慎重に撤去しました。
そして「やれば出来るんだぁ」と、皆で認識・・・
他にも、田んぼにも枯れ枝が落ちていてKさんと一緒に拾いました。



フィールドの傘亭も所々破損していました。
大きな杉が倒れて枝を切り落とし幹をチェンソーで切断するところです。



切断された木の枝を運び広場で燃やします。
結構体力のいる作業でした。



ビオトープ「ぶんぶんぶん蜂が飛ぶ」の音符が飾られている柵が壊れたり、桜の木が倒れていたりしていました。



ビオトープの木の橋の上にトノサマガエルが鎮座していました。
愛嬌のある顔をしています。
ニホンアカガエルは沢山いますが、トノサマガエルはあまり見かけません。
ラッキーな瞬間でした。



K・Yさんがビオトープに移植した吾亦紅が、大きな株になって沢山の花をつけていました。
草刈りなどで刈り取られてしまって、保護しないと自然の中で吾亦紅の花は殆んど見られません。



水分補給しながら一休みして、数人で里山の散策に出かけました。
側溝に可憐なミゾソバが咲いていました。
ここは白だけですが、ミゾソバはピンクの花もあります。



猛毒のヤマトリカブトですが、大事に保護をしております。
濃いブルーの花はとってもきれいです。



少し紫がかったヤマトリカブトの花も見つけました。



里山の頂上にある農業用管理池の土手に、ツリガネニンジンが群生していました。
優しい花です。



フユイチゴが赤く実っていました。
今年は実るのが早いようで、やっぱり異常気象の影響でしょうか?
本来の旬は12月頃ですが、甘くて美味しかったです。



ホトトギスが咲いていました。
花の形状・斑点・色が何ともいえない美しさです。
秋にこの花を見られるのは幸せです。



ハナバチ?が、わき目も振らずに次々とホトトギスの花の蜜を吸っていました。



ホトトギスの種です。
ホトトギスは宿根そうですが種でも増えるのでしょう。
色々な所に小さい苗が育っていました。



台風でクサギの大きな枝が折れてめちゃめちゃになっていましたが、きれいな実をつけている枝を見つけました。



はて、これは何でしょうか?
Hさんがクロスズメバチの幼虫をしょう油漬けしたものです。
ブログのネタに、思い切って少し試食してみました。
美味しかったです!・・・
他の皆さんも「これは旨い」と言って試食していました。



Fさんが差し入れてくれたサツマイモを、焼き芋にして皆で昼食前にいただきました。
特に森林浴の中で食べる焼き芋は格別美味しいです。



待ちに待った昼食はAさんの作った牛丼と、マイタケ・玉ねぎの入りのかき玉汁です。
美味しかったですねぇ・・・これで300円です。



デザートはSさん差し入れの柿でした。


男性陣は午後からまだ作業をしましたが、女性陣は里山センターに戻って食器を洗い後片付けをして解散しました。
作業は結構大変でしたが、里山散策で色々な植物の花に出会えて充実した里山活動でした。



里山の会」田んぼクラブで栽培した黒米を、個人用で20kg購入しました。
会員価格で格安です。
今年も身内やお世話になった方々・友人にもおすそ分けします。
毎年とても喜ばれています。
サークル「すみれ会」の財政活動用にも10Kg購入しました。
私の名前で購入したので会員価格です。