イロハモミジに包まれた「十枝の森公園」

一昨日、友人から「十枝の森公園」が真っ赤な紅葉に彩られて素晴らしいよ。ぜひ行って見て」と電話を頂きました。

そこで昨日の午前中に「十枝の森公園」を訪れました。

自宅から車で10分くらいでした。

 

公園の入り口に「十枝雄三翁」の石碑が建っておりました。

十枝の森は、故十枝雄三氏の屋敷跡の森であり広さ15000平方メートルで、今は大網白里市の所有で管理はボランティア団体「十枝の森を守る会」が行っており、千葉文化資産に指定されております。

私も過去に「福岡地区福祉ネット」の遠足会でここを訪れたことがあります。

十枝雄三氏は両総用水事業に生涯をかけた、旧福岡村の村長さんです。

両総用水は、上総・下総地帯の長年にわたる干害、水害、水争いを救い、農業に絶大な恩恵を与えた大事業でした。

この用水路は、利根川から香取、匝瑳、山武、長生の4郡の市町村、佐原、大栄、神崎、栗源、多古、八日市場、光、横芝、山武、松尾、成東、蓮沼、東金、九十九里大網白里、白子、茂原、長生、一宮までの幹線水路80㎞。

受益農地面積は2万ヘクタール、その田畑に水を供給する水路で大事業でした。

昭和18年に着工され、全て完成するまで30年がかかり、総工費は約125億円あまりという事です。

この難事業が完成した事で、両総地域の農民が受けた恩恵は計り知れないものがあります。

残念ながら、十枝雄三氏はこの大事業の完成を見届けることなく84歳で帰らぬ人となったそうです。

※過去に発行された福岡地区福祉ネットだより「ささえあい」の中から一部引用させていただきました。

余談ですが「ささえあい」の発行は私も初版から携わっておりましたので、当時の活発な活動が思い出されて涙腺が緩みました。

 

公園内はイロハモミジの大木が所狭しと植えられており眼をみはる美しさで、既に園内は見学客が沢山おられてカメラで素晴らしい景色を撮影しておりました。

 

私も迷いながら良いショットを撮ろうと歩きました。

とにかく、何処を撮ったら一番良い画像が撮れるか迷うばかりでした。

 

 

公園の中ほどに休憩用のベンチがあります。

そこの掲示板に上記のような張り紙が貼ってありました。

 

公園内を散策しながら見知らぬ方々とポツリポつりと会話が始まり、いつの間にか一つのグループが出来ました。

中でも一人の女性の方と親しくなり、住所などをメモした紙を頂きました。

私の事はブログを教えたので、即スマホで検索して見てくれて感動してくれて嬉しかったです。

会話に加わっておられた日本写真連盟の男性プロカメラマンが、皆揃ったところを撮影をしてくれました。

私の場合は名刺を交換してE-mailに画像を送信して下さるようお願いしました。

あっという間に楽しい時間が過ぎて三々五々帰路につきました。