「桑田・里山の会」4月定例会・・・続き


里山に毎年鯉のぼりを上げています。


昨日の続きになります。
5〜6人で里山の植物散策に出かけました。



里山には関東タンポポが以前にも増して沢山咲いていました。
関東周辺で見られる在来種で、西洋タンポポに押されて減少傾向が著しい貴重な植物です。
草刈りの時も刈り取らないように注意しています。
特徴は花の額片が反り返っていないことです。
右側の画像を見ていたければ分かるかと思います。



白と青紫のキランソウが一緒に咲いていました。
シソ科・キランソウ属の多年草で、根や葉が地面に張り付くように広がるのでジゴクノカマノフタとも呼ばれています。
白い花は初めてみました。



ヤブレガサです。名前の由来は破れた傘のようだから。ということです。
キク科・ヤブレガサ属の多年草で、新芽の時は天ぷらや和え物にして食べられます。
私も一度だけお浸しにして食べたことがありますが、あまり美味しくなかったです。



ウラシマソウがあっちこっちに咲いていました。
サトイモ科・テンナンショウ属の球根植物です。



白いエビネが咲いていました。初めて見ました。
ラン科・エビネ属の多年草です。



茶色のエビネです。



ベニシジミが飛び交っていました。
やっと撮ることができました。



ヒトリシズカです。
センリョウ科・チャラン属の多年草です。



クマガイソウです。
ラン科・アツモリソウ属・大事に保護しています。


長年の里山再生活動で、むかし普通にあった山野の植物を保護してきた成果が現れています。



里山の竹林でタケノコを掘っていたら、カブトムシの大きな幼虫が出てきたので大事に埋め戻しました。
因みに会員の方達が掘って下さったタケノコを置き忘れてしまいました。
最近、一つの事をしていると前にした事を忘れてしまい、後悔することが多くなりました。(トホホ・・・情けない)