「第9回 平和の集い」

昨日、山武市のぎくプラザにて「第9回平和の集い」が開催されました。
主催は「東金地域・九条の会です。
チラシの最初に憲法9条が書かれていました。

【戦争の放棄・戦力の不保持・交戦権の否認】
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2前項の目的を達するために、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。




12時から13時過ぎまで会場の1階ロビーにてバザーが開催され毎年盛況です。
多くの皆さんから提供された衣類・バッグ・野菜やお米、味噌・陶器・お花・毛糸、レース糸・映画のビデオなどなど。
売上金は9条の会にカンパされます。



特に、衣類とバッグ、野菜コーナーは大盛況です。
私は撮影しながら、陶器のコーナーでバラの花の可愛いカップを二つ買いました。



お花のコーナーも人気で残り少なくなっていました。


13時30分、開演です。
はじめに子供の誌が朗読され、司会者の挨拶があり、中学生と高校生の女の子2人がはきはきした口調で司会を務めてくれました。

主催者の挨拶
改憲派が2/3を占め、改憲が現実の問題になって来た。
国民を国の下に置く。秘密保護法で国民を監視する。報道の規制も行われ民主主義を守るには声を出していくことが必要。

いよいよお楽しみのプログラムです。

1番目はは黒潮太鼓です。
小学生から大学生までのメンバーで、地元だけでなく方々のイベントで大活躍しています。
演奏は絆・夕日・夜明け・赤トンボでした。
若いエネルギーが弾けて勇壮な演奏に会場から拍手喝采でした。
この中に高校生の男の子と大学生の女の子がおりました。
2人ともご近所の友人のお孫さんです。



2番目は創作朗読劇「私 ふつうの暮し、していいのですか?」
〜日本人はなぜ再び戦争をするのか〜でした。
太平洋戦争中、中国で残虐な殺戮行為を行った元日本兵が生き延びて日本に戻って来て50年経った今でもうなされ、生きながらえている心情が朗読されました。
それと、731部隊で上官の命令で実際に非道な残虐行為をさせられた元日本兵のことや、人体実験で命を落とした日本兵の様子が生々しく朗読されて、人間が人間でなくなる戦争という行為を信じられない思いでした。
詳しくメモを取れなかったので、自宅に戻ってから「731部隊」の事を調べてみました。
ざっとですがまとめてみました。

731部隊の部隊長は千葉県山武市の生まれで、石井四郎という陸軍軍医で731部隊を創設した人物です。
生物兵器の研究を行っていただけでなく実践で使用していた。
ペスト・チフスなど各種の病原体の研究・培養。ノミなど攻撃目標を感染させるための媒介手段の研究をしていた。
中国人、ロシア人の捕虜や囚人を使って人体実験をした。
「マルタ」と呼び、3,000人以上を生きたまま人体実験して殺した。
最後には伝染病に感染して弱った日本兵も人体実験した。
その方法は、ペスト・チフスコレラ赤痢・梅毒スピロヘーターなどの生菌を注射する人体実験が頻繁に行われ、マルタは生きたまま解剖された。
マルタが瀕死の重傷で、人体に雑菌が入らない内に解剖して臓器などを取り出す必要があった。


1925年のジュネーヴ議定書化学兵器生物兵器の使用が禁止されたが、日本は批准しなかった。

3番目は琉球舞踊(川田功子の会)です。
重い気持ちを一新する華やかな舞台に見入りました。



1.仲里節の華やかな踊りです。



2.若松・鳩間節の踊りです。



3.遊び太鼓の踊りです。



4.貫花(ぬりばな)の踊りです。



5.白保節の踊りです。



6.全員で安里屋ユンタの踊りです。
  安里屋ユンタの歌は大抵の人は知っているので親しみがわきました。


素晴らしい琉球舞踊が終わり、閉会の挨拶の後午後4時頃閉会しました。

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