「すいとんを食べよう」福岡地区福祉ネット主催

今日も暑い日になりました。
8月15日の終戦記念日は、毎年地元の公民館にて福岡地区福祉ネット主催ですいとんを食べよう」という行事が行われています。
早いもので10年近く続いております。



今年のテーマです。
午前10時からの開催に30名弱の方が集まりました。
司会者の進行により、来賓のご挨拶に続いて福祉ネット代表・役員の挨拶の後に「太平洋戦争全史(壮絶なる玉砕戦を経て無条件降伏へ)」というビデオを約40分見ました。



ビデオの概要
20年2月、硫黄島でのアメリカ連合軍の火炎放射砲による猛攻撃に、日本軍は投降せずに23,000人の壮絶な玉砕を遂げて累々と続く死体の山があった。アメリカ兵も26,000人の死者が出た。
その後アメリカ連合軍は沖縄に来攻した。日本軍11万人・アメリカ連合軍50万人という。
軍民挙げての特攻攻撃が繰り広げられたが20年6月に日本軍は壊滅した。
日本兵10万人死亡・平民15万人死亡・アメリカ兵も6万5千人死亡したと云われている。
1945年7月26日、ベルリン郊外ポツダムで日本の戦争終結条件を示したアメリカ・イギリス・中国の3ヶ国首脳の宣言で「日本軍の無条件降伏」を求めたが、当時の日本政府はすぐには受け入れず、広島・長崎への原爆投下、ソ連の宣戦布告の後、8月14日に受諾し翌15日終戦になった。


ビデオを見終わって、それぞれに感想が述べられました。
☆福岡小学校の校長先生
学校の中で戦争の悲惨さを伝える。環境と思いやりの心を教えている。
これが平和に繋がる。
☆片桐代表
戦争をしない社会をどうやって作り上げていくかが大きな課題。
☆大下さん
集団疎開を体験した。食べるものがないのでイナゴ・ミノムシも食べた。
父がキリスト教の牧師をしていたので敵国の宗教だということで迫害された。憲兵にも見張られていた。
軍部が一般の建物を破壊して道路を作り、人の犠牲を平気でやる。
☆石井さん
戦後生まれだけどビデオを見て戦争は絶対にしてはならない。もっとビデオの普及が必要。
☆初めての参加者
戦後生まれ、ビデオを見て涙が出そうだった。中国等の事が気になる。
☆初めての参加者
12歳で終戦を迎えた。宮城県女川に生れ、子供でも泣けない、泣いてはいけないと思った。平和に感謝、これからも絶対戦争はいやだ。
☆初めての参加者
戦後生まれ。ビデオを見て戦争はやってはいけない。孫達にも分からせていきたい。何で戦争が始まってしまったのか、きっかけが知りたい。トップに立つ人は的確な判断が必要。
まだ続いておりますが、中座してすいとんを運びました。



今年のすいとんです。
具は人参・カボチャ・ジャガイモ・玉ねぎ・ナスです。
途中ですが、女性4人ですいとんを皆さんに配りました。
毎年具沢山のすいとんは美味しい!と評判です。
私達女性3人は朝9時から調理に取り掛かりました。
福祉ネットの会員から、野菜・漬物・トマト・スイカなどの差し入れがあり、
美味しいすいとんが作れました。
忙しくて残念ながら皆さんの食事風景は撮れませんでした。


12時の時報に合わせて1分間の黙とうをして今日の行事は終了しました。
私にとってすいとんを食べよう」は、平和の尊さを再確認し、次の世代に平和のバトンを渡す義務があると強く感じる行事です。