オオムラサキの観察とリコリスの球根選別


昨夜急に強い雷雨に見舞われましたが、今日は一転して暑い夏晴れになりました。
橋の上から撮りましたが、白い雲がモクモクと出ています。
これが積乱雲?・・・また今夜雷雨になるのかしら。


午前9時過ぎに、高坂園芸さんに「虫名刺」のサンプルを3種類届けながら蝶ハウスを見学しました。



エノキにはオオムササキの蛹の抜け殻が沢山ぶら下がっていました。
現在10数匹が羽化して元気に飛びまわっているそうです。



オオムラサキの雄です。
はじめは天井に止まっていましたが、日差しが強くなるにつれてハウスの中段を飛び交うようになりネットに止まったところを撮影出来ました。



オオムラサキの雌です。
オスよりも1.5倍ぐらい大きくて立派です。
雌もきれいですね。



ハウスの中の棚にバナナやカルピスを置いてあります。
蝶たちは時々翅を休めながらバナナにストローのような口を伸ばしてエキスを吸っています。
カルピスやバナナが大好物だそうです。



撮影が一段落した所で、リコリスの球根の選別を手伝いました。
蝶ハウスのすぐ側の木陰で、蝶の様子を眺めながらの作業はラッキーでした。



球根にこの輪をくぐらせて、大・中・小と選別します。



しばらくして、里山の会の仲間Sさんが友人を伴って蝶の見学に来ました。
高坂さんがハウスの中に案内して色々説明をしました。
高坂さんもオオムラサキの飼育については未知のことが多いので、虫クラブを発足させて皆で観察して行くことで、「虫名刺」のサンプルを皆さんに見せてキャッチコピーなど、7月12日に観察会を行いながら具体的な事を話し合うことになりました。
ちなみに、皆さんが虫名刺はきれいだと喜んでくれました。



オオムラサキの交尾です。
偶然にも撮影することが出来て本当にラッキーでした。
雄・雌がペアでハウスの中を飛び回っていますが、どちらかが逃げてしまうのが常です。
高坂さんはまだ一度も見ていないそうです。
沢山ペアが出来て卵をいっぱい産んでくれたら、これからの観察も楽しみになります。