蝶ハウスにオオムラサキの幼虫を放つ

薄曇りで少しむし暑い日になりました。
高坂園芸さんの蝶ハウスのネット張りの手伝いに行きました。
今日は遊びの森クラブのKさんも参加して3人で作業をしました。



4m四方に高さ4mの蝶ハウスの支柱が、高坂さんの手ですでに出来ていました。
高坂園芸さんにある在庫のネットを縫い合わせているところです。
私はネットの穴のあいた個所を縫い合わせて補修する作業をしました。
もちろん、新しいネットは使わずに古いネットをいかに活用するかが腕の見せ所です。



土台を固定しているところです。



ネットを張り始めました。



天井にネットを張っているところです。



上下のビニベットにジャバラを入れて、ネットがたるまないように固定しているところです。



午後3時過ぎに蝶ハウスがほぼ完成しました。



茂原市オオムラサキを飼育しておられる伊藤先生の蝶ハウスに伺って蝶ハウスの中を見せていただきました。
ハウスの中は幼虫と蛹が沢山いました。
オオムラサキの終齢幼虫で、6cmぐらいあります。
食欲が旺盛で、丸坊主に近いエノキの木もあります。 



蛹です。蛹の期間は20日ぐらいです。



脚立に前蛹(ゼンヨウ)がありました。
蛹になる準備をしているところです。



高坂さんの蝶ハウスは食草のエノキの木があまり大きくないので、幼虫を30匹いただきました。
伊藤先生は、蛹になったら寄生バチや他の害虫にやられないように、葉っぱごと取って別の箱に入れて管理した方が良いと話されました。
蛹になったら一度様子を見に来て下さるそうです。



早速、みんなで出来たての蝶ハウスに幼虫を放しました。
高坂さんの奥さまが放しているところです。



幼虫はすぐにエノキの葉を食べ始めました。
他の幼虫もいつの間にかそれぞれに散らばって、目に見えたのは何匹でもないです。
中には木のテッペンに登っている幼虫もいて、食欲が旺盛で一安心です。


5時近くになり、高坂さんとKさんはハウスの完成までもう少し作業が残っているので続けることになり、私は一足先に帰ってきました。
蛹になったら高坂さんが連絡を下さるそうで楽しみです。
蝶の観察サークルを計画中で、皆で観察を楽しみながら、自然に関心を持ってもらえるようにしたい。
と話し合っています。