高坂園芸「オオムラサキの羽化」

朝から快晴になり風も爽やかでカラッとした夏日になりました。
オオムラサキが1匹羽化したと高坂さんから電話をいただき、朝9時過ぎに蝶ハウスに行って見ました。
蛹も保護色なのでどこにいるのか分かりません。



オオムラサキの蛹です。
目を凝らしてようやく幾つか見つけました。
殆んどの幼虫が蛹になったそうです。



高坂さんがエノキの中段の葉に止まっているオオムラサキを見つけました。
すぐ側に近寄ってカメラを向けても一向に翅を広げる様子もなく、大きな目を見開いてこっちを見ています。
しばらくして少し翅を広げたので紫色が見えました。
このチョウは雄です。
ちなみに、高坂さんは幼虫をいただいた伊藤先生の教えを守って、蛹を飼育容器に入れて家に持ち帰り羽化したチョウをハウスに放したそうです。
こうすることで、寄生バチが蛹に卵を産みつけるのを防げるからです。



今度は横から翅を中心に撮りました。
翅の裏側も薄い黄色できれいです。
赤い斑点があるのに気が付きました。
10分ぐらい側にいて翅を広げるのを待っていましたが、諦めて蝶ハウスを出ました。



また時間を置いてオオムラサキの飛ぶ姿を見ることにして、涼しい林の中で森林浴に浸りながらグラジオラスの球根採取を手伝いました。


1時間ぐらい経った頃、遊びの森美術倶楽部のMさんとKさんがオオムラサキを見にやってきました。
私もまた見に行きましたが、オオムラサキの姿はなく、皆で良く探しましたが見つかりませんでした。
そこで先ほど撮影した写真を見てもらいました。



オオムラサキの雄です。
参考までに、2012年に撮影した雄と雌のオオムラサキの画像を掲載しました。



オオムラサキの雌です。



2年目のグラジオラスだそうです。
花が終わって種を採取した後の茎から、球根を外して箱に入れているところです。



高坂さんはビニールハウスから大型のパイナップルリリーの球根を、涼しい林の中に運ぶ作業をしていました。



12時近くになったのでもう一度ハウスに行ってみましたが、オオムラサキの姿はなく、アリウム・サマードラマの花をいただいて帰ってきました。
また羽化したら連絡を下さるそうです。