ローゼルの実を採り放題

穏やかな秋晴れになりました。
高坂園芸さんからローゼルの実を全部採っていいから」と言われました。
先日ローゼルを出荷してみて、採算が合わないから出荷しないことにしたそうです。
こちらではローゼルは一般的には知名度が低くて、園芸農家でも栽培されていないようです。
だからこそ、それなりの価格が出るのでは?・・・私は期待していました。
高坂園芸さんも採算が合うと思って栽培されたのだと思います。
魅力のあるハーブなのに、何だかガッカリしてしまいました。


午前中は、先日友人から送っていただいたローゼルの花苞とガクを冷蔵庫に保存してあったのでジャムを作りました。
ローゼルを25%にリンゴを75%の割合で煮て見ました。
花苞の先端とガクが溶け切らないで残っていて口の中に残ります。
やっぱり、ローゼルは20%の方が一番美味しく感じます。



「バケツを持ってきた方が良いよ」と言われていたので、遠慮なくバケツとビニール袋を持参して、午後から高坂園芸さんのローゼル畑に行きました。

高坂さんは切り花の出荷で忙しいので、了解を得て一人で実を採り始めました。
良い枝ぶりにローゼルの実がが沢山付いていて、畝に沿って採っても採っても前に進みません。
バケツに1杯半ぐらい採れました。
こんなにいっぱいどうしよう・・・
少しジャムも作って、残りは乾燥ハーブを沢山作ってほしい人におすそ分けすることにします。
それに乾燥ハーブなら何時でもジャムを作れます。



白いローゼルは種用の実を少し採りましたが、今が盛りで種の採取はもう少し先になりそうです。
花の栽培は気候はもちろんのことですが、市場の動向もあって難しいものだと思いました。
もちろん、花だけでなく農産物も同じですが。
高坂さんがもし来年も栽培するようでしたら、種だけはしっかり確保しておいてあげようと思っています。