「桑田・里山の会」10月定例会

今朝1は21℃と冷え込みましたが、爽やかな秋日和になりました。
「桑田・里山の会」10月定例会です。
9月は第2・第3日曜日と台風の影響で中止になりました。
その分、雑草が伸び放題で長靴を履いていても草むらの中に足を踏み入れるのが怖かったです。



朝礼で事務局長さんから、伸び放題の草刈りと焚き火が出来る季節になったので枯れ枝を燃やす作業指示がありました。
その後で、里山を見学したいという女性2人の自己紹介がありました。
1人はY・Kさんのお知り合いで、もう1人は私のブログファンです。



里山の会の看板と「桑田・里山マップ」もHさん達の尽力で素晴らしいものが完成して里山活動をPRしています。



見学者の案内は、植物に詳しいY・Kさんと私で里山を案内することに
なりました。
まず、トリカブトの花が咲いているか確認に行きました。
1m以上もあるツル性の植物に覆われて下敷きになっているのを
見つけました。
猛毒ですが数少ない植物なので大切に保護しています。



クサギの花が終わって濃いピンクの花苞がはじけて黒い種が沢山
ついていました。



山道を歩いて農業用の沼へと向かいました。
途中、あまり日の当らない所にホトトギスがひっそりと咲いていました。
地元の方々が草刈りをしてきれいにしてくれるのはありがたいですが、
貴重な野草が年々失われて行きます。



沼のほとりに出ました。
ここも春に草刈りが行われて、ワレモコウがほんのわずか咲いて
いました。
ワレモコウにアキアカネが羽を休めています。
グレーの背景は沼の水です。



奥の方にツリガネニンジンがまとまって群生していました。
珍しい昆虫が止まっています。



沼を離れて別のルートをたどりました。
カクレミノの幼木やシュンランなどの生えている場所を確認しながら
急こう配の尾根を歩きました。



尾根の見晴らしの良い場所から地元の田園風景が一望できます。
この場所から見える四季折々の風景は本当に癒されます。
見学者の2人も「素晴らしい!」と、感激しておりました。



杏を植えてある山の斜面にオレンジ色の柿がたわわに実っていました。
高くて下から見上げていると首が痛くなります。
誰も採らない所をみると、たぶん渋柿だと思います。



1時間以上散策してフィールドに戻ってきました。
男性陣が一生懸命草刈り機で草刈りをしていました。
私達も何ヶ所か、トリカブトの周りの草を刈って支柱を立てて保護を
しました。



焚き火に入れてあった焼き芋が出来たのでいただきました。
3人仲良く並んで熱々の芋をほうばっているところです。
了解を得て掲載しました。



大きな釜で芋汁を煮ました。
100人分は出来るのでは?・・・そんな話です。
釜の大きさを対比させるために事務局長さんが側に立ってくれました。



いつも楽しみなお昼です。
今日は事務局長さんとKさんが作ってくれました。
里芋・人参・大根・ワカメ・厚揚げ・ゴボ・ネギなどなど、沢山入った味噌仕立ての芋汁です。
ご飯は里山の会の米クラブで栽培した新米で、漬け物がついて300円
です。
会員差し入れの柿も甘くて美味しかったです。


午後は3時まで作業があります。
男性陣は作業に従事して、女性陣は里山センターに戻って昼食の
後片付けをして解散しました。
見学者のお二人は、子供に返ったようでとても楽しかった。
と話しておりました。
来月が期待されます。