桑田里山 秋の植物たち

今日は桑田里山の会10月定例会です。
朝から小雨が降ったり止んだりと、はっきりしないお天気です。
事務局に問い合わせたところ、現地も同じような天候で雨が止んでいるので平常通り行うということでした。
午前8時に家を出て車を走らせて行くうち、途中から又雨が降り出してきました。
里山の会のフィールドに着いたら雨が止み、15人ほど集まったので草刈りを始めました。
私たち女性陣は雨の止んでいるうちに里山を散策して、秋の野の花の咲き具合を見て歩きました。
歩いているうちに又雨が降り出し、濡れながら写真を撮って歩きました。
ゆっくりシャッターを切っている余裕がありません。
とにかく里山の奥の農業用管理池の土手まで行ってみました。
ここは特に、ツリガネニンジン・ワレモコウの群生地で大事に守ってきた場所です。
ところが池の管理者だと思いますが、きれいに土手の草刈りをしてあり、貴重な野草は1本もありませんでした。
池に行く途中にも春に草刈りをしたので、貴重なホトトギスも刈り取られていてとても残念な気持ちです。
これでは貴重な野草が消えてしまうので、来春に芽が出てきた物を里山のフィールドに移植するしか保護する手立てがないのかもしれません。



ホトトギスです。
半日半陰を好む植物です。
かろうじて、わずかに何株か残っていました。
これからどんどん開花して行きます。



サラシナショウマです。
最盛期を過ぎていました。



三つ葉アケビですが、5ヶ実がついています。
まだ口が開かないので食べられません。



これも三つ葉アケビですが、4ヶ実がついています。



ヤマトリカブトです。
植物全体に毒があり、毒性が強いです。
貴重な植物で保護しています。



ヨメナです。
どこでも普通に見かける野草です。



クサギです。
花が終わった後の、濃いピンクの苞と青い実がとってもきれいです。
果実は草木染めに使われます。



オトコエシです。
白い小さな花が固まって咲きます。



今日出会った昆虫はジョローグモです。
割合に身体の色が地味です。
雨に打たれながらじっと獲物の来るのを待っています。
今日も、色々な里山の生き物に出会うことが出来て楽しかったです。


雨が止まないので午前9時半頃に解散になり、里山の会定例会は来週の
10月21日(日)に変更になりました。