ブログ友「鳥取・八尾日記」のマツケンさんが週末に東京へ出張の折に、
昨日の日曜日、私の住む東金市へお越しくださいました。
特急が大網駅に止まるので大網駅に車でお迎えに行き、何ヶ所かご案内しました。
初めに、隣りの九十九里町小関にある伊能忠敬記念公園に行きました。
小関という所で生まれて幼名を「三治郎」といい、17歳の時に千葉県佐原市の商家「伊能家」に婿養子に入りましたが、出生地が公園になっております。
公園のベンチで用意していった水菓子と赤シソジュースを飲みながら、色々な話題で盛り上がりました。
地方測量の図です。
尚、伊能忠敬の詳しいことはここに掲載してあります。
http://d.hatena.ne.jp/miyotya/20121012
お昼は地元のサンピア(イオンと地元の商店街が入っているスーパーマーケット)の「さくへい」という料理屋でゆっくり食事しながら会話が盛り上がりました。
次に東金市では桜の名所として有名な「八鶴湖(はくかっこ・はっかっこ)」周辺をご案内しました。
日蓮系の単位本山である、安国山 最福寺です。
山門をくぐると石段の両脇に大きな杉が立ち並んでいます。
安全の為に伐採されたそうです。
石段を上がって行く途中に、徳川家康公と日善上人のブロンズ像があります。
家康公が鷹狩りの際に休憩に使っていた東金御殿(現在県立東金高校敷地)で、当山第七世日善上人と会談したといわれています。
その会談の模様を再現した像だそうです。
東日本大震災の影響に伴う、本堂改修・耐震補強工事が行われているところでした。
工事の担当者に断って本殿の中を見学させていただきました。
見事な本殿です。
天井は様々な家紋が貼り付けられています。
八鶴湖の周辺散策路を歩いているとアヒルがおりました。
人に慣れていてカメラを向けると近寄ってきました。
餌をもらえると思ったのでしょうか。
八鶴湖畔の一部です。
資料によると、八鶴湖(はくかっこ・はっかっこ)は、もともと鉢形の盆地で中心に池があり、徳川家康が東金御殿を築造の際に池を広げ、谷地または御殿池と呼ばれたそうです。
桜の名所として古くから近隣にも広く知られており、毎年桜祭りが盛大に行われております。
ハスが大量に群生していました。
最福寺の工事関係者のお話によると、八鶴湖の水をからにして土を掘り起こして掃除した時に古いハスの種が出てきて、それが2〜3年で大量に繁殖したそうです。
八鶴湖の向こう岸に見える建物は「八鶴亭(旧八鶴館)です。
資料によると、創業明治18年で国登録有形文化財に指定されており、木造三階建ての数寄屋造りです。
北原白秋や伊藤左千夫ら多くの文人が訪れたといいます。
また、今上天皇陛下が学習院中等科時代の昭和21年に宿泊されたそうです。
八鶴亭の正面玄関だと思われます。
予約で満席だという書き記しがありました。
途中でちょっとお茶をして大網駅までお送りしました。
大網発16時46分の特急わかしお22号で東京へ帰られました。
マツケンさんとはブログで交流しているせいか、すぐに打ち解けて話が弾みましたが、ご案内したのはこんなところで果して満足していただけたかどうか気がかりです。
それに、昼食も大したおもてなしが出来なくて、はるばる東金に来ていただいたのに申し訳ないと思っております。