大人のためのおはなし会

昨日、地元の東金市立東金図書館にて、午後1時30分より「第7回 大人のためのおはなし会」が行われました。
毎年3月に行われておりますが、昨年は東日本大震災が起こった為中止となり2年ぶりの開催だそうです。
私は友人を誘って聞きに行ってきました。



プログラムです。
1.ついでにペロリ
  (愛蔵版おはなしのろうそく 3)
 デンマークの昔話で、猫が、おかゆ・鍋・おばあさん・つむじまがり・
 へそまがり・鳥・女の子等々を次々にペロリと呑み込んで行く。
 というおはなし。


2.座頭の木
  (読んであげたいおはなし松谷みよ子の民話 下)
 川に流れてきた座頭の坊さまを丁寧に埋めてあげたら、木が生えてきて
 みるみるうちに大木になり、やがて大きな花が咲いて花の中に小さな
 座頭のお坊さまが居た。というおはなし。


3.見えない箱
  (小さなおはなし集 3)


4.鼓くらべ
  (山本周五郎作)


5.モチモチの木
  (絵本「モチモチの木」斉藤隆介作 滝平次郎絵)
 じさまと暮らす豆太は、5歳になっても夜中にセッチンに一人で行けない。
 セッチンは外にあって、そばに大きなモチモチの木があり、
 枝をいっぱいに広げていて怖くて仕方がない。
 それが、じさまの病気で夜中にふもとへ医者を呼びに行き、
 帰りにモチモチの木に灯がともるのを見て勇気が出る。というおはなし。


6.娘の寿命延ばし
  (読んであげたいおはなし松谷みよ子の民話 上)
 18歳になった娘の寿命が8月24日で終わるという。
 何とか寿命を延ばす為に、娘は酒3升とさかずき3っ・料理を持って
 目隠しをして東へどんどん歩いて行く。
 何かにつまづいて目隠しを取って辺りを見回すと、3人のお坊さんに
 出会う。そこで酒と料理を全部食べさせたあとで、娘は寿命を延ばして
 ほしいと頼む。
 3人のお坊さんは十八の前に八を書き、88歳に寿命を延ばしてくれた。
 というおはなし。


7.さようの首
  (かたれやまんば 第2集)


幾つか、うろ覚えのお話を少しだけ書いてみました。
それぞれの出演者が、物語を丸暗記して方言を交えながら観客に語りかけるように話してくださいました。
私たちはいつしかお話の世界に引き込まれて、子供の頃におばあちゃんから昔話を聞いているような、ほっこりした気分に浸ることができました。



出演者の皆さんとお花を生けて下さった先生方です。
豪華なお花が活けられて、お話の世界がぐ〜んと広がりました。
出演者のお話し中の写真撮影が禁止されていたので、一人ひとりの語りべの写真がないのが残念です。