10月里山の会定例会

昨日は10月の里山の会定例会でした。
朝にわか雨が降りましたが、薄日の差す穏やかな日でした。
参加者も多く、駐車場は車でいっぱいになりました。
東京から2名の女性が里山体験に来られ、会員に里山を案内してもらって様々な植物に出会って感動しておられました。
里山の会のホームページを見ているとか。



朝礼です。
今日の作業は、草刈り・炭焼き窯の竹炭出し・傘亭の修理です。



古くなった竹を取り替える作業で大がかりな仕事になります。



男性陣は山の斜面や植樹していない所を草刈り機で刈りました。

私たちは草花や樹木の根元の草刈りをしました。



ヤマトリカブト(キンポウゲ科多年草)
全草に毒があり、致死性の猛毒を持つ。
倒れているヤマトリカブトに支柱を立てて保護しました。



ショウマがまだ咲いていました。

可憐なノギクが半日陰の所に咲いていました。

山の奥の池のほとりに、最盛期を過ぎたワレモコウ・ツリガネニンジンヨメナ?などが咲いていました。
残念ながらホトトギスの花が見つかりませんでした。



窯の中の竹炭です。



会員が真っ黒になって窯から竹炭を出しました。
あまり良い出来ではないそうです。
会員は只でいただけます。



炭焼きで一番の関心は「焼き塩」です。
竹の筒に市販の塩を詰めて焼いたものですが、白い塩が正常の出来だそうです。
塩が結晶になって岩塩のようです。
水晶のようにも見えてきれいです。
味はまろやかで少し甘味があって上品な塩が出来ました。
竹のエキスを全部吸っている塩だから、身体にも良いはず。
そんな話も出ました。
1000℃以上の温度が上がるので、黒くなっている部分は竹が燃えて塩が
炭になってしまったとのこと。
黒い部分を削って何とか食せるようにならないかと、炭焼きに携わったメンバーが色々工夫をしているところです。
11月3日に行われる地元の「ふるさと祭り」に、白い塩を出品するそうです。
どういう付加価値を付けるか思案中ですが、竹の器に少しずつ入れる案も出ています。
細かく砕くにはハンマーで割るしかない。
薄く輪切りにするには、のこぎりで切るしかない。
色々と模索中ですが、販売が目的ではなく里山の活動のPRが目的です。


昼食は、きのこの炊き込みご飯・とん汁・デザートに会員差し入れの梨と柿が振舞われました。
美味しくて、皆さん全て完食しました。