なごみ農園秋の一日

なごみ農園を訪問しました。
奥様が体調を回復されて、久しぶりの農園行きになりました。
曇り空でしたが過ごしやすい気候です。
今日は屠殺した鶏の毛抜き作業をしました。
名古屋コーチン・アローカナ・比内鶏(合計5羽)です。



きりたんぽ鍋に用いられることで有名な比内鶏です。
鶏の処理の仕方は、まず鶏の羽と足を紐で結んで逆さに吊るし、首を切断して充分血抜きをしたうえで、90℃のお湯に30秒浸し、冷水に30秒浸してから毛を抜きます。
お湯の温度が重要で、少しでも高いと毛を抜く時に皮が剥がれて
しまいます。



割合に簡単に毛がきれいに抜けます。
これは私が毛を抜きました。
この後、バーナーで鶏の表面を軽くあぶって細かい毛や油を落としてから足を切断します。


なごみ農園の鶏や合鴨は、無農薬飼料を与えて平飼いしております。
卵や肉はコクがあって美味しいと評判です。
卵と肉は、こだわりの東京のラーメン店が引き取りにきます。
他にも、卵は農産物直売所や個人に販売しておりリピータが多いです。
残った鶏を農園に集う仲間達で処分して、美味しくいただいています。


農園を初めて来訪する人の中にも“残酷”と思われる人もいるようです。
オーナーの西田夫妻も最初は抵抗があったといいます。
でも、自分で育てたものは最後まで責任を持つ。
そして、大切な命を余すところなくいただく。
昔は一般の家庭でも普通に行われていたことですが、生き物を飼育する大切な心構えだと思います。
私もなごみ農園で沢山の事を教わり、鶏の処理もだいぶ慣れました。
店頭のトレーに乗っている牛肉・豚肉・鶏肉・魚なども、こういう処理をしてくれている方々がいることを心に止めておくことが大切かと思います。
西田さんが、名古屋コーチン比内鶏を1羽ずくださいました。
これにはビックリ、そして感謝!こんなにいただいちゃって・・・。


お昼は、具沢山の美味しい煮込みうどんをご馳走になりました。
午後は農園の仲間のTさんからいただいた傷梨を、仲間達に届ける梨と鶏の餌用に選別しました。
西田さんは、本の説明を参考にしてワイン作りに挑戦して見るそうです。
梨の甘い香りに、早速アシナガバチが何匹も寄ってきました。
傷んだ梨に顔を突っ込んで夢中で梨を食べています。
少し怖かったですが、手を出さずにいると攻撃もしてきません。
敵は何しろ食べることに夢中のようでした。
良いショットだったのに、写真を撮るのを忘れてました。



子供さんにも分けてあげてと言われて、
私が一番多くいただいちゃいました。



田んぼで充分な働きをした合鴨たちが、外でのんびり遊んでいます。
夕方は鶏舎に戻ります。



まだいただき物があるんです。
貴重な合鴨米と卵です。緑卵はアローカナの卵です。
卵ぶっかけご飯が最高だと、皆さんに好評です。
残念ながら私は生卵は苦手なので、シンプルで一番美味しいといわれる味を知りません。
夫は大好きで、こんな旨い卵は他にはない。と言って大満足です。


梨の選別が終わってから、農園や山里を散策しました。
書ききれないので、続きは明日に。