年金者組合女性の会「第6回春のつどい」

全日本年金者組合 千葉県本部女性の会「第6回春のつどい」千葉市で午前10時より盛大に開催されました。
参加者は200余名でした。
この会は、各地域で女性が中心になって、歌・踊り・絵画・手芸・料理・介護施設への訪問など様々な活動の日頃の成果の発表の場でもあります。



主催者の挨拶に続いて、県内で88歳以上の会員が15名おられその内6名が参加されて長寿のお祝いと記念品贈呈が行われました。



人生の大先輩を敬って拍手がわきました。


続いてメインイベントの「涙と笑いの介護講談」です。
まず、娘さんで二つ目の「田辺銀治」さんが前座を務めました。

田辺銀治さん





次に女流講談師「田辺鶴瑛」さんの出番です。
実母・義母・義父の3人の介護をしたご自身の経験が、面白おかしく語られました。
最初は、嫁として一生懸命介護をしたが、感謝の見返りを期待していた。
介護する相手に「バカ」と言われるとうつになってしまうから、お互いに言い合えばいい。
等身大で自分らしく介護をすることが長続きする。
認知症になったら延命しない医者を選び、やんわりと寿命を聞いてみる。
延命は本人の為にならないので、相手にとってどういう方法がいいか考える。
頭も働かない植物状態では、延命措置は止めて畳の上で死なせたい。
感謝の介護は3度目だから出来ると思った。
知恵として、生まれ変わるということを信じている。
そうすることで気持ちが楽になる。
だから死ぬことは怖くない。


人間は一人残らず死ぬ。
自分のやってきたことは必ず死ぬ前に出るし、生きてきたように死ぬ。
だからある程度年をとったら死ぬ前に人生やりたいことをやる。
心配性な人は暇を作らないで、歌や趣味などで大声で発散するとスッキリする。
実は寂しいが、子供達に遠慮しないで言う。
元気な内につき合うのと介護の時につき合うのと、どちらが良いかと。
実際に介護をしている現場のDVDがスクリーンに流れて、笑いと感動のうちに講談が終わりました。


介護する側の心の持ち方で、辛い介護も少しは楽に出来るものだと思いました。
昼食になりました。
午後から各地域の舞台発表が行われました。
この続きは明日掲載します。


著書が出版されています。
私も会場で購入しました。