年金者組合第15回定期総会

午前10時より、全国年金者組合・東金支部「第15回定期総会」が開催されました。



会場の入り口には会員さんが生けたお花と絵手紙が皆さんを出迎えております。
会場では会員の作品展の展示が急いで行われております。



10時開会です。来賓のご挨拶の後、議案書に沿って議事が進行しました。
今年4月から発動されたマクロ経済スライドにより、今後30年間、毎年年金が引き下げられて行きます。
この制度は憲法違反」として年金裁判訴訟を起こし、全国の支部で勝利の為に頑張っております。
「若い人も高齢者も安心できる年金制度を!」の100万人署名と合わせて東金支部も若い人にも働きかけを行い頑張って行きます。
また憲法を守り平和を守る運動の発展を目指し「戦争法」に反対し、地域の団体と共にピースウォークなど、平和を求める運動に取り組みます。
山武地域の医療の再生・充実を求めて、「東千葉メディカルセンター」の医師・看護師不足で経営内容が悪化している事で県の経営参加を求めて行く。
また、地域に根差した様々な活動を通して高齢者がささえあって生き生きと生活出来るように取り組みます。


今東金支部には、健康体操・おしゃべり会・短歌の会・カラオケ同好会・みんなうたう会・健康麻雀グラブ・歩こう会園芸クラブ・熟年サッカーなどなど、12のサークルがあって、皆生き生きと活動しています。
各サークルの担当者が活動報告を行いました。
会の進行は順調に進み、会計報告・新年度活動方針・新年度予算案が決まり、定期総会が終了しました。



昼食前に「おばあちゃんときつね」という紙芝居が始まりました。
語りべは会員のHさんです。抑揚のある語り口で総会の緊張がほぐれました。
東金市に古くから伝わる民話だそうです。



なかまの文化展を一部ご紹介します。



私とHさんの作った支部ニュースも展示されています。



3人の陶芸作品です。



編み物のフクロウがとってもチャーミングでです。
棒に乗っているのは小さなお猿さん?だと思います。
作り手の素晴らしいアイデアだと思いました。



短歌が綴られています。
短歌から様々な風景や思いが伝わってくる素晴らしい作品です。



昼食の時間です。
食事をする前に今年80歳以上になられた10数名の会員さんに手作りの頭巾と鍋つかみのプレゼントがありました。



昼食のメニューは、花寿司・味噌汁・みかん・会員さん差し入れの大根の漬け物でした。
花寿司は食べるのが惜しいくらいきれいでした。
千葉県の花寿司は有名です。



午後1時から東金市役所の出前講座が行われました。
テーマは「介護保険(改正)の概要」と「乗り合いタクシーの利用」です。
パンフレットに沿って説明がありました。
介護保険の変わったところを一部掲載します。
・被保険者の合計所得・・・単身世帯が280万円以上・2人以上世帯346万円以上は、今年の8月から2割負担となる。
・特別養護老人オームの入所は以前は要介護1〜5までの人が対象でしたが、今年の4月から原則として要介護3以上の人が対となる。
・同じく4月から介護報酬改定に伴いサービス費用が変わった。
看護小規模多機能型居宅介護・地域密着型特定施設入居者生活介護・定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、要支援1・2の人は利用できなくなった。
とにかく要支援1・2の人の介護サービスが切り捨てられているのに驚きました。
他にも改悪されたものが沢山あって福祉はどんどん切り捨てられています。


次に、東金市 乗り合いタクシーの利用案内について説明がありました。
・自宅から市内の目的地まで(高校生以上400円・小、中学生200円・小学生未満無料)で、まず登録が必要です。
・運行時間は午前8時〜午後6時までで、自宅等に送迎します。
・同じ方向へ行く人がいた場合は乗り合わせになるので、目的地に到着するまで30分ぐらいかかります。
・共通乗降場が設置されており、そこで乗降できる。
▼利用者は自分の目的地に降ろしてほしいことと、土・日の運行と市外への運行を希望する人が多いですが、他業者とのバランス・バス・タクシーの利益減少に伴い市以外への運行は今後の課題だとのことでした。



最後に事務局長さんのアコーディオンに合わせて「もみじ・里の秋・ふるさと」を合唱して閉会となりました。

帰り道、紅葉している林が目についたので撮影しました。
こちらの紅葉はあまり色が濃くないです。

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