昨日午前10時より、全国年金者組合・東金支部の「第16回定期総会」が開催されました。
今年も会場の入り口にKさんの生け花が飾られて総会に彩を添えました。
支部長の挨拶に続き、来賓の方々のご挨拶をいただき議事が進行していきました。
今国会で自公政権が成立を狙う「年金カット法案(物価が上がっても賃金が下がれば年金を下げる）」は、すでに行われているマクロ経済スライドの実施（30年間適用）に加え、益々、高齢者の生活を圧迫するものとなり、年金制度の根幹を揺るがすものとなりかねない。
この憲法違反の制度に対して「年金裁判」が全国の年金者組合で取り組まれています。
長い年月を要すると思いますが勝利に向けて頑張りましょう。
裁判費用は募金で賄っています。
老後の生活を保障してもらうために長年支払ってきた年金なのに、国は「年金は生活を支えるものではない」と言っています。
また、政府は年金資源の株式運用比率を上げ10兆円の損失を出しています。
最低保障年金制度の創設も大事な取り組みです。
「若い人も高齢者も安心できる年金制度を」は、国民の願いです。
仲間を誘って気軽にサークルに参加する中で会員を増やしましょう。
また憲法違反の「戦争法案」が実施され、南スーダンへの自衛隊派遣が実行されました。駆けつけ警護の名のもとに「殺し殺される」事態が現実のものとなっています。
この戦争法に反対・派遣反対に対する抗議行動が全国各地で繰り広げられています。
地域に根差した様々な活動として東金支部で行われている「健康麻雀・おしゃべり会・短歌の会・カラオケ同好会・ピンポン・みんなうたう会・熟年サッカー」など、多くのサークルの中で、皆生き生きと活動しています。
各サークルの担当者から活動報告がありました。
会の進行は順調に進み、会計報告・新年度活動方針・新年度予算案・新役員が決まり午前中で定期総会が終了しました。
ここで仲間の文化展の一部をご紹介します。
一年間の東金支部ニュースも展示されました。
支部ニュース作りをしてきた私にとっては感慨深いものがあります。
書道クラブの作品で、短歌がつづられています。
沖縄語で「命こそ宝」という意味です。
Iさんの作品で見事なビーズのネックレスです。
80歳をとうに過ぎたKさんのフランス刺繍です。タイトル「邸を囲む花々」
陶芸 Aさんの作品です。
陶芸 Yさんの作品です。
Oさんの絵画です。心が和みます。
園芸クラブで栽培したカボチャが目立ちます。
他に、味噌・お茶・菓子類も即売されました。
私のミニフォトブックです。
撮影が忙しくて、ゆっくり話が出来なかったですが、見てくださった方は知らない花が多いと言っていました。
持参したオキナワスズメウリに皆の関心が集まり欲しい人に分けました。
昼食風景です。何人か都合で帰られた人もおります。
食事の前に、総会に出席された方で今年80歳になった会員にささやかなプレゼントが送られ、私が記念撮影しました。
花寿しと味噌汁・ミカン・漬物は会員の差し入れです。
花寿しが一番の人気でしかも美味しかったです。
午後1時から東金市役所の出前講座があり、高齢者支援課のHさんとSさんが「介護保険の認定・給付」「地域包括支援センターの役割」について講義してくださいました。
介護サービスを利用するまでの流れを冊子を基に説明していただきました。
まず地域包括支援センターや市町村の窓口で相談する。
聞き取り調査で自宅を訪問しますが、特に認知症の疑いがある場合は状況の良く分かる方に聞くことにしている。
数ページもある調査項目にチェックリストを受け、認定調査が行われる。
一次判定（コンピュータ判定）・特記事項・主治医意見書。
二次判定（介護認定審査会）
認定結果が通知され、要介護状態区分(要介護1・2・3・4・5）
要支援1・2又は非該当。
地域包括支援センターの役割
東金市で平成27年度は670件ぐらい相談があり、本人からの相談が一番多い。
虐待の相談が周りからあったりする。
高齢者の駆け込み寺的存在なので心配事があれば電話をください。
資格がなくてもボランティアで出来る仕事もあり、市として養成講座を開いて育成を図る。
以上、簡単にまとめました。
会員の質問
年金は引き下げられ、介護保険料や健康保険料・市民税は上がるばかりで国民年金受給者の生活困窮・生活保護世帯よりも低い年金受給者の困窮・介護保険や健康保険などの減免措置の問題など切実な質問がありました。
市の担当者のお話では介護保険料は減免制度はないとの事でした。
1時間半にわたり有意義な時間を過ごしました。
最後に事務局長のアコーディオン演奏で「里の秋・ふるさと・もみじ」を合唱して3時に閉会になりました。
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