久しぶりに友と電話で語り合う

50年近く親交のある友が昨年の12月中旬に、住まいの近くの横断歩道を青信号で渡っていた時に右折してきた車にはねられ、大怪我をして入院していました。
1月下旬に退院後、自宅をバリアフリーのリフォームの為にサービス付き高齢者住宅に入所していたといいます。
今は自宅で一人暮らしをしながら整形外科に通院しているとのこと。
介護要支援2で、前かがみになることが出来ずに掃除・洗濯などは訪問介護を受けているが、炊事だけは何とか自分でしていると・・・
交通事故に遭う前は訪問介護ヘルパーとして働いていて、幾度となく感謝され充実した日々を過ごしていたけど、今、自分が介護を受ける立場になって本当にありがたいと言っています。
彼女いわく「71歳まで生きてきて、2回も交通事故に遭うなんて信じられないけど命あってのことだから」と。
良くぞそこまで割り切ることが出来たと、意志の強さに感動しました。
娘さん家族が献身的に尽くしてくれて、それがとっても心強かったと・・・
ご主人は10年前に他界して、ご主人の年金と本人の国民年金が収入源です。


私達は昭和40年代、同じ地域に住んでいて子育て友達でした。
何人か同じ新米ママがいていつの間にか親しいグループが出来、お互いの家を行ききしながら又は、母親のような大先輩のお宅に集まって、子育てや悩み事の相談をしたり近場に遊びに出かけたりと、慎ましいながらも充実していました。
だから幸せなことに、自分ひとりで思い悩む事が少なく楽しい時を過ごせました。
彼女は子供が4歳ぐらいの時、ご主人の転勤で引っ越して行きましたが、
その後も、時々友人達と彼女のお宅を訪問したりして交流が続いております。


それと彼女は専業主婦でしたが、地域での働く女性の子育て支援や働く女性の地位向上・平和活動などを長年続けてきました。
多くの仲間に支えられて今でもその活動は続けております。
これが自分の生き甲斐であり、身体が動く限り続けたいと。


彼女がこの制度があるから一人で生きて行けるという「介護要支援1・2」の制度が、来年度から介護保険の本体給付(予防給付)から訪問介護通所介護が外されて、地域支援事業にゆだねられようとしています。
特別養護老人ホームへの入所は原則要介護3以上になるとのこと。
「介護要支援1・2」の利用者はかなり多くいると聞いております。
この制度を利用出来れば、何とか一人でも生きて行けるのに・・・
私だって、一人で日常の事が出来なくなった時、この制度を利用して何とか生きて行きたいと思っています。
消費税を増税しても国民の為に使われる事は少なく、介護保険制度はどんどん改悪され、健康保険料や介護保険料は値上がるばかりで格差だけが大きくなり厳しい世の中になりそう・・・今でも厳しいのに。



ブログを書き終ってからビニールハウスをのぞいたら、トマトが真っ赤に熟れていました。
赤いトマトは人を元気にしてくれますね。