トウキョウサンショウウオの卵


水田の中のトウキョウサンシュオウオ

切り株の上に置いて撮影。孵化しているのが見えます。


里山の定例会です。
穏やかな春日和で野外活動には最適でした。
生物に詳しいKさんが、トウキョウサンショウウオの卵があるといって里山のすぐ前の水田に案内してくれました。
水田に、丸い輪のような寒天状の卵のうが幾つもありました。
もう孵化して卵のうの中で動いています。
タニシもコロコロ転がっています。
トウキョウサンショウウオは両生類で、水の中で孵化しある程度成長すると雑木林や丘陵地で過ごし、昆虫やミミズを食べるそうです。
私は国の特別天然記念物オオサンショウウオしか知らなかったので驚きました。
里山と水田とがあって、トウキョウサンショウウオが生息できる環境があることが嬉しかったです。
Kさんの話によると、産卵したては卵のうが細くて固いそうです。
それが水分を吸収して軟らかくて太くなってくるんだそうです。
すぐ側の用水路にも幾つかありました。
用水路は近い内に集落で掃除をすると聞きました。
水田も耕されると死んでしまいます。
里山に湧き水が出ている掘りがあるので、2〜3人で卵のうを手でつかんで移動させました。
丁度カエルの卵のうと同じ感触でした。