日米地位協定とは

今日の自民党総裁選挙の結果、安倍政権が続行することになり、憲法改憲が具体的になりそうです。
沖縄県の翁長知事が生前「日米地位協定」の抜本的見直しに心血を注いでおられました。
そこで具体的な内容が新聞に掲載されていたので読んでみてその内容に驚きました。
ドイツ・イタリアも日本と同じ敗戦国であり、それぞれの国に米軍基地が存在しています。
しかし、両国とも自国の法律や規則を米軍にも適用させることで、自国の主権を確立させ米軍の活動をコントロールしています。
日本では原則として国内法が適用されず、日米で合意した飛行制限等も守られない状況であり、日本の米軍基地は全くの治外法権です。
そこで、日本・ドイツ・イタリアの具体的な違いを書いてみました。


◆国内法の適用
日本・・・・原則として不適用
ドイツ・・・適用を明記
イタリア・・国内法尊守・義務を明記
◆基地の管理権
日本・・・・米軍に排他的管理権。日本側に基地内立ち入り権の明記なし
ドイツ・・・連邦、州、地方自治体に立ち入り権。緊急時は事前通告なしで
イタリア・・米軍基地もイタリア司令部の管理下。基地立ち入り権を明記
◆訓練・演習への関与
日本・・・・規制権限なし。詳細情報も通報されず
ドイツ・・・ドイツ側の許可、承認、同意等が必要
イタリア・・イタリア軍司令官への事前通知、調整、承認が必要
◆警察権
日本・・・・基地内のすべて、基地外の米軍財産に日本は捜索、
      差し押さえ、検証の権利を行使せず
ドイツ・・・警察による基地内での任務遂行権限明記
イタリア・・基地へのイタリア司令官の立ち入り権を明記


この大きな格差には驚きました。
気分を変えて、彼岸花が華やかな彩を放ってきましたのでアップします。












今朝、ナミアゲハの前蛹が蛹になりました。