天国に旅立った人生の大先輩

台風一過の秋晴れですが一日中強風が吹き荒れていました。
友人というよりも人生の大先輩のKさんが脳梗塞で倒れて3年余りの闘病の甲斐もなく、88歳で9月30日に天国へ旅立たれました。
10月の上旬にお別れ会が行われましたが、私は体調を崩していて出席できなかったです。
体調が快復しつつある時に急ぎの文書作成の仕事が入り、中々ご自宅へお焼香に行かれないでヤキモキしていたところに台風21号と22号の襲来でした。
今日はKさんの月命日です。
先方のご家族の都合もあって、午後4時にご自宅に伺ってお焼香をさせて頂きました。
風格のある素敵な遺影に、ありし日の元気なKさんを想い出して思わず目頭が熱くなりました。
Kさんは会社を起業して社長として頑張る傍ら、生協活動・様々な平和活動にも力を注いできました。
晩年は娘さんに社長を譲って会長として、短歌の会や花炭作り、小物細工など好きな事をされていました。
家が割合近くなので親しくさせていただき、時には手作りのジャムや漬物などを持参してお茶をご馳走になりながら良くおしゃべりをしました。


Kさんは東京の江戸川で3月10日の東京大空襲を経験し、悲惨な経験を「戦争体験語り部の会」で話されたことがあります。
私もKさんに誘われてしばらく「戦争体験語り部の会」に参加して、皆さんの悲惨な戦争体験の話を聞きました。
それは絶句するほど悲惨な体験でした。
今、日本は危険な方向へと進みつつあります。
憲法9条は日本の宝であり守り抜いて、未来の子供達に平和のバトンを渡す義務があります。


テーブルにKさんの青春時代の写真から、孫・ひ孫と家族がどんどん増えて大勢の中に笑顔で写っている写真などが沢山あって、改めて素晴らしい人生を全うされたことに感無量でした。