「第6回すいとんを食べよう」

地元の福岡地区福祉ネット主催で「第6回すいとんを食べよう」の行事が、午前10時から公民館で行われました。
毎年8月15日の終戦記念日に、すいとんを食べて戦争と平和について考える機会を持っています。
朝日新聞の取材も恒例になりました。
地元でも戦争を知らない世代が多く、関心が薄くて参加者が少ないのが残念です。



私達女性3人で1時間早く公民館に行き、すいとん作りをしました。
Oさんが全て下ごしらえをした物を持参して下さったので助かりました。
昆布だしを使い、サツマイモ・人参・茄子・大根・かぼちゃがたっぷり入った美味しいすいとんが出来ました。



10時になり、主催者の挨拶に続いて84歳のNさんが奉公袋と千人針を見せながら戦争体験を話されました。
10月に通信兵として出征する準備をしていましたが、8月15日に戦争が終わった為命が助かったそうです。
千人針は武運長久を願って、一人一針ずつ縫ってもらったものを腹に巻いて出征するのだそうです。
トラの図柄に縫ってありますが、トラは千里走って戻ってくるという言い伝えがあるそうです。



次に、Oさんが「海をわたった折り鶴」という絵本を朗読してくださいました。
これは実話を元にした絵本で、皆さん涙をぬぐいながら聞きました。
その後に、クミコさんの「INORI(いのり)」をラジカセで聞きました。



雑談をしている間にすいとんを配り、皆さんでいただきました。
本当に美味しいすいとんです。



食べながら、又食べ終わってからも戦争のこと・平和のこと・東日本大震災福島原発のことが次々と語られました。
地震国の日本で原発が安全だなんてありえない。
体内被曝が一番怖い。
若いお母さん達やこれからの子供達にどんな影響が出るのか不安だ。
広島・長崎の原爆で大勢の被爆者が出て、これ以上原発を続けることは絶対だめだ。
話が尽きませんが、次のユネスコ協会主催の「平和の鐘を鳴らそう」の行事へと向かいました。
この行事も毎年行われています。



地元の「飯島寺」に集まり、涼しい木陰でラジオを聞きながら12時の時報に合せて黙とうを捧げました。



次に一人ひとり平和の鐘をついて解散になりました。