「戦争体験語りべの会」をNHKが取材

山武地域に「戦争体験語りべの会」が発足して2年になります。
「次の世代を担う子供たちに、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継いで行こう」というのが趣旨です。
今日、NHK千葉放送局の取材を受けました。
7月21日(水)FM・NHKラジオで午後6時より「まるごと千葉」の中で、会の会長さんのインタビューを交えて放送されることになっています。
今日は山武市教育委員会の教育長さんもお見えになって、学校の社会科の授業の一環として体験談を語る機会を作っていただけるように努力して下さることになりました。
この会では、3月10日の東京大空襲・8月6日の広島原爆投下・12月8日の太平洋戦争開戦日と、年3回語りべの集いを開いて会員の実際の戦争体験を話しています。
まだまだ地域の子供達の参加は少ないですが、参加者の貴重な感想文も沢山寄せられて徐々に活動の輪が広がっています。
火の海を逃げ回ってかろうじて生き延びたが、一面の焼け野原に炭化した死体が累々と広がっていて茫然と立ちつくした体験。
少女時代、学校での勉強はなく毎日軍需工場で働かせられた体験。
満州(今の中国)に出兵して、友達は全員死亡して一人だけ捕虜になり生きて日本の土を踏んだ体験。
夏休みに友達と川で遊んでいて、米軍機の機銃掃射を受けて友達が弾に当たって死んだ体験。
最後の引き上げ船で北海道にたどりつき、開拓の苦しみを味わった体験。
長崎で被爆して天蓋孤独で施設で育ち、中学を卒業した時に被爆の事実を知らされた体験。
会員の皆さんの生々しい体験は胸が痛くなります。
私は戦争体験はありませんが、戦後の物のない厳しい時代を生きてきた世代です。
皆さんの体験談やイベントを取材してHPに掲載する活動をしてきました。
HPは都合により更新を中止しましたが、これからもブログで発信して行きたいと思っています。