なごみ農園「合鴨・鶏の解体」

昨日は、北海道・東北地方・西日本などは暴風雨や積雪で大変なことになっておりましたが、幸い千葉県は強風の吹き荒れる晴れ日になりました。
そういう中、なごみ農園で合鴨・鶏の解体が行われました。
東京の八王子で「ラーメン 圓(エン)」を営んでいるオーナーが従業員と友人を伴って早朝6時に、合鴨と鶏の解体になごみ農園にやってきました。
このラーメン店は、無農薬資料を与えて飼育した合鴨・鶏・自然卵を使ってこだわりのラーメンを作っているお店で、テレビでも何回も放送されたことがあります。
なごみ農園とは長いお付き合いをされております。
なごみ農園の奥さまと私は主に食事の用意をしました。
もちろん私は取材も兼ねて・・・



冬のなごみ農園です。



すでに合鴨や鶏を逆さに吊るして首を切り落とし血抜きをしてある合鴨とナゴヤコーチンを90℃のお湯に30秒入れているところです。



その後、冷水で30秒以上冷やします。
この処置をすることで、毛の抜け具合が良くなるそうです。
左がナゴヤコーチンで右が合鴨です。
合鴨は水鳥なので、羽毛がびっしり生えていて毛を抜くのが大変です。



毛抜きをしているところです。
産毛もきれいに抜きます。



きれいに毛が抜けたらバーナーで軽く焼きます。
細かい毛を焼くと同時に、表面から出る油をふき取ります。



解体です。
肛門から糞袋を切らないように包丁を入れてきれいに内臓を取り除きます。



昼食は3種類のおにぎりと山形風芋煮汁です。
おにぎりの具、はたらこ・昆布・梅干ですが、他にセリ・かつお節・胡麻を混ぜたおにぎりも作りました。



皆さん寒い中頑張って作業をされて、熱い芋煮汁とおにぎりに舌つづみを打っていました。
囲炉裏で、キジの肉とキジバトの肉を焼いて食しました。
初めて口にする人も多くて、まぁ話しの種になりました。
様々な会話も楽しいひと時でした。



おにぎりと具沢山の芋煮汁です。
汁の具は、牛肉・里いも・ゴボウ・マイタケ・コンニャク・長ネギだと思います。

薪ストーブの上で焼き芋を焼いています。
このストーブ一つで部屋中がポカポカです。



太陽に誘われて合鴨が田んぼの中に出てきました。
長年合鴨農法で米作りをしているので、田んぼに雑草があまり生えなくなってきて少数の合鴨で充分田んぼがきれいになるとのことです。



黒っぽい鶏は「房総地鶏」という種類です。
調べたところによると、父親はプリマスロック・母親はレッドラインロードで、千葉県畜産総合研究センターが作りだした千葉県固有の地鶏品種で、肉質が軟らかく、旨味成分のイノシン酸を多く含んだ美味しい鶏だそうです。
朝、西田さんが鶏舎を開けて鶏たちは日中は外で過ごします。
夕方になると鶏舎に戻って行きます。
無農薬栽培飼料を与え、野外で虫や草を啄ばみ健康な自然鶏です。



最後になってしまいましたが、なごみ農園の愛犬、五郎君です。
良く躾けされていて、とてもおとなしいです。
忙しくてあまり遊んでやれませんでした。
皆さんは午後2時半過ぎに東京へと帰って行かれました。
お互いに忙しくてあまり会話もできませんでしたが、楽しい時間を共有できました。
私達は3時半頃農園を後にしました。