NHK土曜スタジオパーク「ゲスト尾木直樹氏」


午後1時50分からNHK土曜スタジオパークに、尾木ママこと、尾木直樹さんがゲスト出演していました。
尾木直樹さん67歳は、中学・高校の教師を経て現在教育評論家としてご活躍ですが、何時も決めつけることなく、説得力のある優しい語り口が好きです。
ざっとまとめてみました。

尾木さんは中学3年の時に間違えて体育の先生に殴られた。
そして高校1年の時に、体育の先生が出来ない子にケリを入れたのを見て「体罰は止めてください」と抗議したら、「俺の授業がいやなら出て行け」と先生に言われて「じゃ出ないです」といってずっと授業に出なかったら、赤点で体育の単位が取れず、高校1年を2回やったと言います。
就職を迷っていた時、母親から「教師が一番向いている。辛い思いをしてきたから辛い人のことが分かるから良い先生になれるよ」と言われて教師になったそうです。
暴力は使わない。そして子供の心に入って行った。学級通信をやって頑張っている生徒に光を与え、子供達がそれを家に持ち帰り親にほめられ、地域へと広まって行った。
また、交換ノートや保護者ノートも書いた。
当時は全て手書きで夜中まで書いた。
やがてNHKのテレビ番組に出演して、子供の悩み相談などを話していた頃に職場で体罰が横行していて、テレビで言っていることが職場で出来ないギャップがあって辛い時期を過ごし狭心症になってしまい、休職しながらテレビに出るのはおかしいので教師を止めて教育評論家になった。
最初の年の年収が86万円で、自分のこずかいは月に2,000円だった。
評論家になっても最初は頭で物事を言っていたが、今は心で感じたことを言うようになってすごく楽になった。
さんまさんから「尾木ママ」と言われて嬉しかった。
また、Eテレで「エデュカテオ」をいう番組を東山紀之さんとやっている。
痒い所に手が届くような番組だとのこと。

番組が終わって、人間の優しさがにじみ出ていて強さもある理想的な先生たどいう思いを強くしました。