高坂園芸「切り花用ローゼルの出荷準備」

曇り時々晴れで風が冷たい一日でした。
午後から高坂園芸さんにローゼルの切り花用の出荷準備を手伝いに行きました。
台風26号の影響で、畑のローゼルがかなり倒れていていました。
ローゼルは大量の水分が必要な植物で、畑が湿り気のある土なのでこの場所を選んでローゼルを栽培しましたが、風当たりが強いのが難点で来年は場所を替えてみるということです。
昨年試験栽培をして魅力のある植物であることを知って、今年初めて本格的な栽培をしましたが、まだまだ工夫の余地があると話していました。



赤いローゼルの葉や余分な枝を切り落として、箱と同じ長さに切りそろえます。だいたい80cmぐらいです。



白いローゼルも同じように切りそろえます。



こうして葉や枝を切り落としてみると、赤いローゼルも白いローゼル
一段と見栄えがよくなりました。
ちなみに、赤いローゼルは市場に出ていますが、白いローゼルはまだ出ていないそうです。


高坂さんは畑で白いローゼルの若い実を、花苞とガクを取り除いて子房を食べてみました。
オクラのようにネバネバした食感で、最後に少し酸味が残るけれどほぼオクラだ。と言います。
そして若い芽を茹でて食べてみたり、花をそのまま食べてみたりしていますが、食用として活かせる道も考えているのでは・・・
私も畑で食べてみました。
なるほど、オクラと同じ感じで後で少し酸味が残りますが、工夫すれば食卓に出せるかもしれないと思いました。



これは私が家に帰ってきて、ローゼルの花苞とガクをはがして断面を切ってみたところです。
赤いローゼルも同じようにして食べてみました。
酸味が強くて白いロ-ゼルよりもまずかったです。
ジャムは赤いローゼルの方が美味しいのに、生では白いローゼルの方が食べやすいのは不思議です。
ちなみに、この子房が成熟して種になります。