「桑田・里山の会」2月定例会

「桑田・里山の会」2月定例会です。
朝は寒かったですが、日中は穏やかな晴れ日になり動きやすかったです。

朝礼で事務局長さんから色々とお話がありました。
3月の25日に東京農業大学のローバークルーの学生さんが30人ぐらいで里山の園路の整備をして下さるということです。
そこで今日の作業はその日に備えて材料を揃えることと、傘亭が完成したので間伐した木材でテーブルと椅子を作る作業を行うということでした。
それと2組の見学者が見えました。
一組は千葉市にお住まいで週末にこちらに来て農業や里山活動を体験したいという若いYさんご夫妻。
もう一組はイギリス生まれでオーストラリア育ちのグレゴリー クラークさんご夫妻です。(奥さまは日本人です)
30年前にいすみ市に来て1500坪の果樹園でキウイフルーツとブルーベリーを栽培して友人を呼んでキウイ刈りなどをして楽しんでおられるそうです。
名刺をいただき、側にいた人達がみんなビックリ!・・・
多摩大学 名誉学長 国際教養大学 理事 経済・国際問題コメンテーター
オフィスも東京にあります。
里山の会もいよいよ国際的になってきたということです。



そこで生物に詳しいKさん夫妻と一緒に、何人かで里山を案内しました。



これは大きくなったタラの木ですがが、トゲが少ないです。
Kさんの説明によると、成長すると芽を摘まれても木が枯れないので
トゲが少なくなるとのこと。



これはタラの木の若木です。
木を守るためにトゲが鋭くて多いのだそうです。



里山の尾根の遊歩道を歩きました。
何年もかけてロープを張り、周囲の樹木を間伐して下草も刈り太陽が降り注ぐようになりました。
貴重な野草も保護したりして昔からあった植物が沢山戻ってきました。



ここから近くの田園風景が望めます。



道路脇の杏の植栽場所も散策しました。
湿田にカエルの卵塊が沢山ありました。
Kさんによると、ニホンアカガエルの卵ではないかということです。
この里山には絶滅危惧種に指定されているニホンアカガエルが沢山
おります。
トウキョウサンショウウオの卵塊はまだ見つかりませんでした。



タチツボスミレが可憐な花を咲かせています。



Y・Kさんが落ち葉の下からクキノトウを見つけてきました。
里山は春の到来とともに、フキや三つ葉・セリ・タラの芽などの山菜で
いっぱいになります。
里山の風景はまだ冬景色ですが、土の下では静かに春の準備が出来て
いるんですね。



オニグルミの木です。
葉痕が面白い形をしています。
タヌキの顔?・・・



私達が里山の散策をしている間にも、男性陣は傘亭のテーブルと椅子作りを頑張っておりました。
間伐した木材の皮をむいて、チェンソーで縦に切りテーブルにします。



作業は午前中で終了して、昼食は里山センターでいただきました。
Sセンター長さんが山形流芋汁を作ってくださいました。
レシピはネットで検索したとのこと。
30名ぐらいの食事を作るのは大変だったと思います。
とっても美味しく出来ていました。
食べるのに忙しくて写真を撮るのを忘れました。
今日のお昼代は200円でした。