瀬戸内海のDr.コトー「次田展之先生」


テレビ画面を撮りました。(右から事務長さん・次田先生・看護師さん)


昨日の午後7時からフジテレビの「おじゃマップ」で、テレビドラマ「Dr.コトー診療所」を地で行く、広島県百島で「百島診療所」を開設している次田展之先生のことが放送されました。
香取信吾・小池栄子ザキヤマ・川越シェフの4人が島を訪れ島民の協力を得て先生への感謝を込めた「サプライズパーティー」も行われて、とっても内容の濃い番組でした。
百島の人口は570人で殆んど高齢者で、圧倒的に子供が少ないです。
幼・小・中学校が一つになった学校があり、小・中学校の生徒は17人です。
「百島診療所」も異色のスタッフで、誰も白衣を着ていないです。
医師の次田先生(39歳)は医師でありながら、以前は自衛隊のスカイアクロバットチームに所属しており、日本で2人目の曲技飛行士として活躍していました。
その後に離島医療に興味を持ち退職して、2011年に広島県百島に「百島診療所」を開設したそうです。
事務長さんは、元モトクロスの国際A級ライダーだったそうです。
看護師さんは、訪問医療専門クリニックで働いていたそうです。
「百島診療所」も最初は廃墟のような場所で、県や市の補助で今は救急設備のある診療所になりました。
次田先生が驚いたことは、島民が病気や怪我をしてもなかなか診療所に来てくれないことだそうです。
救急出動は月に10回ぐらいあり、船も自分で操縦して島の外の病院に運びます。
往診もします。
島民からは、
大好き!島の言葉に合わせて話をしてくれる。
先生がこの島に寝泊まりしてくれるので、島全体が安心出来る。
全員が先生を当てにしている。
いつもありがとうございます。
何でも言える・・・先生は神様だと思っている。
先生はヒーローであり、その優しさは子供たちにも伝わり、子供達の夢にも繋がっている。
また、次田先生は
自分の意志で島に来て感謝しています。
皆の命を守るために夢を追いかけている。
そのために家族にもあまり会えないけど、それでも夢を追いかける。
ちなみに奥さまは神奈川県の病院で医師をしていて、お子さんが2歳になるそうです。
食事も島の人達がご馳走を作って沢山持ってきてくれて、量が半端じゃない。
川越シェフと小池栄子さんが島民からいただいた食材で美味しい料理を作っていよいよ、「サプライズパーティー」が行われました。
会場で島民から次々と感謝の言葉がかけられ、次田先生は人目もはばからず手の甲で涙を拭いていました。
パーティーが終わって、香取信吾さん達と先生は診療所に行き、先生のお話を聞きました。
次田先生は「瀬戸内海の全ての医師のいない島を、往診可能県にしたい」と熱く語っていました。
最後に歌手の世良正則さんが登場して、ギターで歌をプレゼントしました。


世間には、こうして脚光を浴びないでも信念を持って人に尽くしている方々が沢山おられると思います。
そういう方々も含めて感動しました。