第3回旧福岡村 史跡名所巡り(1)

今年も文化の日に、地元の福岡地区福祉ネット主催で「第3回旧福岡村 史跡名所巡り」が行われました。
地元の福岡地区は以前は福岡村でしたが、昭和29年に南白亀川(なばきがわ)を境に大網白里町東金市に分かれました。
そこで今年は旧福岡村の史跡や名所を巡ることになりました。



この川が南白亀川(なばきがわ)です。
この川を境にして左側が大網白里町に合併され、右側が東金市
合併されました。
私たちの地域は東金市になりました。



30名余りが参加して、うす曇りの中10時過ぎに地元公民館を出発しました。
ここは「桂山」という地域です。
今は新興住宅地が多いですが、昔は殆んど松林で秋にはキノコ狩りで
にぎわったといいます。



この辺は、昔は沼地だったそうです。
大雨が降ると一面湖になってしまい、子供達を田舟で学校へ送って行きました。
田舟は木の小舟で、農家で田植えの時など肥料や苗を乗せて運搬に使っていたといいます。
各家で自家用に持っていました。



九十根堰です。
農業用水として使われております。



九十根堰が無かった頃は、うなぎ・鯉・鮒・どじょうなどが沢山いて、
捕って食べたといます。
また昔、「いっこう亭」という料亭があって川魚料理を出していたそうです。



農家の畑の側に野菜が置いてあり、値段は書いてありません。
自由にお持ちください。ということだそうです。
心優しい農家の方の嬉しい心遣いに、何人かサツマイモをいただいて
おりました。



中央に見えるのが桂山地区の二十三神社です。
この辺一帯も沼地で田植えが終わると、村人が集まって一晩中
飲み明かしたといいます。
また、子宝に恵まれない人はこの神社にお参りしたそうです。


自分たちが住んでいる地域周辺の歴史をたどるのも楽しいものです。
まだ続きがありますが、長くなるので明日掲載することに致します。