「福岡地区名所史跡巡り」

文化の日にふさわしい秋晴れになりました。
地元の福岡地区福祉ネット主催で「第1回福岡地区名所史跡巡り」が行われ、午前9時に福岡公民館に80余名の参加者が集まりました。
主催者側も予想外の参加者に感激しながら、挨拶・コースの説明・ガイドの紹介をした後、午前9時半に賑やかに公民館を出発しました。
総距離約8km・約3時間のコースで、ガイドさんは地元の方で元教師をされていたEさん(男性)です。




最初に砂古瀬の浅間神社を見学。子育ての神様として崇敬されており、毎年旧暦の6月1日がお祭りで、宵宮が5月31日です。
子供が産まれたら7歳まで参拝する習わしがあるそうです。
特に宵宮には屋台も出て、地元はもとより近隣の地域からも大勢の参拝客でにぎわいます。



次に「砂古瀬神社」次に地元の人も知らないという「隠れ寺(淨連寺)」と見学し、「東金城本丸跡」に着きました。
わずかに痕跡が残っているそうですが、平地に城が築かれたのは日本で唯一ここだけだそうです。その理由は、城に続く道路は狭い道路が1本だけで、城の周囲は深い沼地で攻めることが出来なかったそうです。



一路、真亀川(まがめがわ)の水門へと歩を進めました。
鯉・鮒・うなぎなどが生息しており、カルガモや川烏・シラサギ・アオサギなどが餌を求めて集まってきます。
昔は水がきれいで泳いだり、川魚を捕って食料にしたと、地元の方達が話しておりました。
まれに鮭の遡上が見られるそうです。



昼食は妙経寺の境内で取りました。
このお寺には「大沼田檀林跡」があり、法華宗勝劣派の根本道場として全国から幾百の学徒が集まって勉学、修行に励み、300年に亘り多くの名僧や傑僧を輩出したといわれています。
午後1時過ぎに妙経寺を出発して、江戸時代前期の徳川幕府側用人だった柳沢吉保の生母の実家だという立派な長屋門のお宅の前でガイドの説明を受けました。昔は名主だったとのこと。地元に由緒あるお宅があったことに感動しました。
(プライバシー保護の為写真の掲載は控えました)



白幡権現を見学して南白亀川(なばきがわ)を見て、福岡公民館に午後2時頃に到着しました。
地元にも歴史ある建造物が多いのに驚きました。
様々な方々との出会いがあり、お友達も出来て有意義な史跡巡りでした。