幻想的な霧の朝

今朝起きて窓を開けたら一面ミルク色の風景が広がっていました。
朝食の支度は後回し・・・すぐカメラを持って近くの田んぼ中へ出かけてみました。



午前6時10分、田園風景はこんな具合でした。
手前は少し見えますが、遠くは霞んでほとんど見えません。
私の足音に、田んぼ中にいた野鳥が何羽も飛び立ちましたが、物音ひとつしない静寂な時間が流れていきました。
田んぼ中に立っているのは私一人・・・ひんやりとして湿った空気が全身に心地良く感じられて別世界にいるような感覚です。



6時19分の太陽です。
霧にさえぎられて光が届いていません。
十五夜がうす曇りの中に昇ってきたような錯覚さえ感じました。



田んぼのあぜ道に、真っ赤な彼岸花に混じって白い筋のある彼岸花が咲いていたので撮りました。
この場所は彼岸花の群生地で今年も見事な花が見られます。



マツヨイグサも霧のしずくをたっぷり吸って、可憐な花が沢山咲いていました。



6時半過ぎに家に戻って・・・槇塀に霧のしずくで真っ白になったクモの巣があっちこっちに見受けられ、良い感じなのでシャッターを切りました。



遅く発芽したオキナワスズメウリが槇塀を占領し始めてきました。
所々に緑色の実が付き始めています。



午後5時頃になって所々に青空が出てきました。
朝霧や朝靄が出ると一日中好天になると云われていますが、午前中は晴れたり曇ったりで午後から雷雨があって、慌てて洗濯物を取り込んだらまた晴れてきました。
気まぐれのお天気に振り回されています。

ところで朝霧と朝靄の違いが良く解らないので調べてみました。
朝霧・・・微小な浮遊水滴により、視程が1km未満をいう。
朝靄・・・微小な浮遊水滴や湿った微粒子により、視程が
     1km〜10km未満をいう。