NHK「ニッポン人のギモン 米軍基地がなぜ日本に」

NHKで午後4時〜4時45分まで「ニツポン人のギモン 米軍基地がなぜ日本に」というテーマで、NHK解説委員とタレントさん方と、街頭インタビューを交えて話し合いがありました。
その内容を私なりにまとめてみました。


沖縄に「陸軍・海軍・空軍・海兵隊」の4軍があり、海兵隊は洋上に軍事基地があって海から駆けつけて最前線で戦う軍隊である。
日本は戦後7年間アメリカに占領され独立したが、沖縄はそのまま占領下に置かれた。
沖縄は唯一地上戦が行われ、戦後沖縄県民は収容所に入れられた。
全国に128の米軍基地があったが反対運動があったので、占領下の沖縄に移り米軍基地の70%が沖縄に集中している。


在日米軍基地の経費は誰が出しているのか?
基地で働く日本人従業員の賃金・光熱費など、日本が負担する割合が増えた。
思いやり予算といって在日米軍の駐留関連経費(防衛省関係予算)3,772億円、その内思いやり予算が1,920億円。


在日米軍基地の中はどうなっているの?基地の中はアメリカの小さな街のようで、世界のどこに派遣しても米本土と同じ質の暮しをさせる。


*なんで米軍基地は沖縄に集中しているの?戦後アメリカに帰国したり本州などに駐留していた米軍人が沖縄に移った。
1951年にサンフランシスコ講和条約が締結し米軍基地を日本に残すことで日本が独立した。
1972年に沖縄が返還されたが米軍基地を沖縄に残した。


*なぜ在日米軍人は問題を起こすの?沖縄の米軍関係者の犯罪件数は1972年〜2015年で5,900件。
日米地位協定」が大きな問題をはらんでいる。
公務中であればどんなことをしてもアメリカの法律が適用され、最初に裁判する権利は米側にあり、日米地位協定の取り決めで日本は犯人の身分拘束が出来なかった。
沖縄県民の怒りが爆発し、日米地位協定が見直しへ・・・日本に渡して日本で裁判してもらう。
*今後日本の安全保障はどうなるの?自衛隊は米軍と一緒に活動することを前提に訓練している。
日本は基地を提供し守ってもらう代わりに、アメリカの世界戦略に協力するための基地を提供する。


この後、中国の領土問題や北朝鮮問題などが話題になりました。
米軍基地がなくなったら日本の自衛隊だけでは守れない。
そうなれば海外から日本は攻めやすくなる。
だから日米安全保障条約は必要・・・
結局「日米安全保障条約」肯定論の番組だったと失望しました。

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