平和のつどい「命どぅ宝」

隣りの市で午後1時30分から、第4回平和のつどい「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」が開催されました。
友人と一緒に参加しました。
今日は広島被爆66年に当り、広島平和記念式典が行われました。



代表者の挨拶・東日本大震災の被災者に黙とうをささげてから「うたごえ」で始まりました。
舞台と会場が一体となって、原爆を許すまじ・青い空・さとうきび畑・ふるさとを精いっぱい歌いみんなの気持ちが一つになりました。



次にギタートリオ「ギフレム」の皆さんの演奏です。
マンドリンやオカリナとギターのコラボレーションが素晴らしかったです。
原爆を許すまじ・母さんの歌の演奏は、郷愁をさそい気持ちが
しんみりしました。



10分ほど休憩して、有志による朗読劇「命どぅ宝」が演じられました。
「命どぅ宝」とは沖縄の言葉で“命が最高の宝”という意味です。
沖縄の空は平和の心・少年達の沖縄戦辺野古のほむらの3篇でした。
何ヶ月も練習を重ねて、息がぴったりあって感動しました。
今までにも戦争の話は幾度となく耳にしてきましたが、何回聞いても胸がつまります。
毎年8月は、テレビやラジオでも戦争のドラマやドキュメンタリーが放送されますが、二度と繰り返さない為にも忘れてはならないことです。
今年は特に福島原発事故が起こり、一層原子力の危険性が露出しました。


気分を一新して琉球舞踊が始まりました。(川田功子の会)
沖縄伝統の舞踊を幾つかご紹介します。

四つ竹踊り(仲里節)
ご祝儀舞踊として群舞で踊られることの多い女踊りです。
常夏の島・沖縄が産んだ紅型(びんがた)染めの色鮮やかな衣装に、
花笠をかぶり、四つ竹を鳴らしながら優雅に踊ります。



貫花(ぬちばな)
「さぁ一緒に家の近くの木綿花を摘みに行きましょう。
けれども花は露ぬれていて摘めません。
川の流れに浮かぶ桜の花をすくい集め、花輪にして赤い花は愛しい人に
おかけしましょう。白い花は純粋無垢な子供達にあげましょう」



白保節(パーランクー)
遊びは大勢が揃っていてこそ楽しいもの。さぁ、みんなで楽しく踊り遊ぼう。
と、片面貼りの小さな太鼓・パーランクーを叩きながら賑やかに踊ります。



カチャーシー
カチャーシーは「かき回す・かき混ぜる」という意味で、悲しみも喜びも
みんなかき混ぜて幸せ分け与えようというものです。
沖縄では、祝いや祭りごとの席に欠かせない踊りです。
観客も舞台に上がって一緒に楽しく踊ってフィナレーを飾りました。
平和の尊さをかみしめながら楽しい時間が過ぎて行きました。