イキシアの人工授粉

高坂園芸さんにヒギガエルの写真を印刷して届けました。
高坂さんは無農薬栽培で主に南アフリカ原産の植物を栽培している園芸農家です。
ご夫妻は11年前に南アフリカを訪れて様々な花の原種に出会って感動したそうです。
アウトドア派で、特に昆虫に詳しく好奇心が旺盛な方です。
ヒギガエルは何十年も見ていないそうで、とても喜んでくれました。
A4に印刷した真っ白な蛾とチョウトンボの写真をいただきました。
瑠璃色のチョウトンボの鮮やかさに見入ってしまいます。
ご夫妻は趣味で植物や昆虫の細密画も描いておられて素晴らしいです。
昆虫談義も楽しいもので、私が昆虫が好きになったのもご夫妻の影響です。

オオミズアオ(チョウ目・ヤママユガに分類されるガの一種)

チョウトンボ(トンボ目・トンボ科のトンボの一種)



奥さんと一緒に、南アフリカ原産の「イキシア」の草取りと
人工授粉のお手伝いをしました。
アヤメ科・イキシア属・秋に植え付け、4月〜5月に開花します。
剣状の葉に花茎が30センチぐらいで、穂状の花を数輪から10数輪つけます。
花の色は白・ピンク・黄色・紫などがあります。



風もなく穏やかな晴天で、数匹のミツバチとモンシロチョウが
菜の花やイキシアの花蜜を吸って飛び回っていました。
今年はミツバチが少ないそうです。

帰り道、人家の桜が2分咲きで、小枝の先の桜にミツバチがいました。
今日はミツバチに良く出会う日でした。



アリウムコワニーの花を沢山いただいて、ご近所にも分けました。


追伸
この地震災害の影響で、花の価格や売れ行きが落ちているそうです。
無農薬栽培の花を作り続けるだけでも経営が厳しいのに、追い打ちをかけられて先が不安だと話しておられました。
「花は食べ物じゃないから、買わなくても生活できる」奥さんのこの一言が胸にジ〜ンとこたえました。