義弟を見舞う

相変わらず寒い晴天ですが、風もなく日中の陽だまりはポカポカと暖かかったです。
久しぶりに実家の妹と義弟のお見舞いに行ってきました。
義弟は今75歳で療養型の老人施設に入所して早2年になります。
妹の旦那ですが、最近は妹や子供の顔も分からないことが多くて認知症が進んでいるそうです。
顔の艶も良いですが、話しかけても私の顔をじっと見ているだけで分からないようです。
子供の頃の話や同級生の話などをしても反応がない。
義弟の母親の話になった時に義弟が号泣しました。
父親が戦死して戦後の貧しい時を一緒に過ごした母親への思いは忘れられない強い記憶として残っているんだと思います。
私達も思わず目頭が熱くなりました。


妹の話では少しやせてきたそうです。
仰向けに寝たきりで首と左手が少し動く程度で食事は胃瘻です。
心臓にペースメーカーが入っていてその寿命が1年半ぐらいだと文書で知らされたと、妹が私に見せてくれました。
その時期が来てペースメーカーを入れ替えても、本人の意思は全くなくてただ生かされているだけでは可哀そう。
妹自身が先に人生を終わってしまったら子供達に一層の苦労がかかる。
そこで、家族と相談して延命治療は行わないことに決めたそうです。
体調不良の場合は面会は出来ないし、病室へ入る前に手の消毒をしてマスクを着用しないと面会は出来ないです。
こまめに面会できるように、私も体調に気を付けて頑張ろうと思いました。