日中は良く晴れて爽やかな夏の陽気になりました。
アゲハの終齢幼虫を室内で飼育して6月26日に蛹になりました。
それから今日で12日目、朝は羽化の気配がないので安心していたところ、10時過ぎに羽化していました。
午前10時33分、クロアゲハの誕生です。
午前10時50分、翅を広げました。
11時07分、翅を閉じてじっとしています。
翅に赤い斑点が多くあるのは雌だという事で、このクロアゲハは雌のようです。
しばらくは翅を広げたり閉じたりしていました。
午前11時35分、ネットの上の方へ移動を始めました。
午前11時40分、外に出しました。
この時気が付いたのですが右の翅に傷があります。
時々翅を閉じたり広げたりしながら、風の当たらない場所へ移動していました。
なかなか飛び立たないので外に出したのが早かったのでは?・・・と心配になりましたが、午後1時51分に大空へ飛んで行きました。
アゲハチョウが大空へ飛び立つと私の役目は終わりで、ホッとするのと同時に一抹の寂しさを感じます。
今年羽化したのはこの一匹だけです。
キンカンの葉も柚子の葉も育ちが悪くて幼虫の姿が1匹も見られません。
こういう年は初めてです。
山椒の木がありますが、葉に1.2cmぐらいのアゲハの幼虫が1匹だけいました。
しかし、他の枝に移動したのか数日後姿が見えません。
まだ7月、希望を捨てずに幼虫の来るのを待つことにします。