遊びの森美術クラブ「清和県民の森 植物観察」

昨日、遊びの森美術クラブで千葉県君津市「清和県民の森」に植物観察に出かけました。
私もお誘いを受けて喜んで参加しました。



2台の車に乗り合わせて、森林インストラクターの岩田美恵子さんの車の後に続いて「清和県民の森管理事務所」に到着したのが午前10時過ぎだったと思います。
すでに2人の方が前日からロッジに宿泊して、参加者は14名となりました。
岩田さんからこの「清和県民の森セラピーコースマップ」をいただいて説明を受けました。
コースはいろは別に色分けされていて見やすいマップです。



いよいよ出発です。



コースの入り口にドクウツギの看板があり、岩田さんから説明を受けました。
有毒植物で動物も食べないし、人間が食べると痙攣や呼吸困難を起こし死に至るそうです。



所々にウツギが咲いていました。
爽やかな花です。



カンアオイです。
薄暗い林床に多い多年草で開花時期は秋から春にかけて半年近くに及び、地表付近に埋もれるようにして咲くため、葉の付け根の落ち葉をかき分けると花が見つかるそうです。
地表付近で開花・結実するために、種子が遠くに飛ばないので、広い範囲に分布しない。
高坂さん曰く、カンアオイギフチョウの食草だそうです。



午後から他の場所で岩田さんが見つけましたが、カンアオイの花です。
地味な花ですね。



カンアオイを撮影したり、観察しています。



ヤブムラサキです。
葉がふわふわしています。



小さくで可愛いニガナがこぼれ日を求めて咲いています。



ベニシダです。
春の新芽の時期だけ赤みを帯びるそうです。



ウラジロです。
シダの一種で表側は濃い緑色ですが、裏側は白いです。
森林インストラクターの岩田さんから、ウラジロの正しい言われをメールにて教えていただきましたので、訂正させていただきます。
ウラジロは必ず2枚の葉が出るところから、共に白髪が生えるまで。という縁起をかついでお正月飾りに使われているそうです。



ツクバネウツギです。
スイカズラ科のツクバネウツギ属で、4月〜6月に花が咲く。



皆さんインストラクターの説明を聞きながら、めいめい色々な植物を観察しながら歩いています。



峠のお地蔵様です。
山道の分岐の所にあります。
お地蔵様についての説明の看板が近くに立ててありました。
峠の守り神として、地元の人達が花を供えたり着物を取り替えたりと、お世話をしているそうです。



ミヤマシキミです。
ミカン科・ミヤマシキミ属で、葉をちぎるとミカンの香りがします。



ずいぶん歩いたように思います。
山の上にある展望台で昼食ですが、暑いので下に降りて木陰で昼食タイムを取りました。
観察の話などしながら、ゆっくり昼食を取って休憩しました。
予報ではかなり暑い夏日のようですが、森林の中は森林浴で快適です。
インストラクターの説明を聞きながら撮影したり、メモを取ったりと皆さんとても忙しそうでした。



ヒノキの実です。
種は飛び出して無かったですが、丁度サッカーボールのような形をしています。


まだまだ知らない植物や、思いがけない出会いがあったりと、午後からの話題も沢山ありますが、長くなるので午前中に観察したことを掲載しました。
インストラクターと一緒でなければ分からない植物や樹木が多いのに驚きました。
午後からの観察は明日掲載致します。