友人から寄せられた短歌

親しい友人から短歌が寄せられました。
彼女は民話の語りべや朗読、又俳句や短歌の会で活躍しており、私よりも少し若いですが和服の似合う感性豊かな人です。
私にはない個性を沢山持ち合せていてうらやましい限りです。
今日は短歌をご紹介します。


訪ね来し息子の名をば忘れをり
     されど全身傾けて笑む




石垣の静かに風の吹かれをり
     醒めたる夢のふるさとの家



胸うちに陰膳据えて朗読の
     舞台に立てり平和の集い



顔知らぬ叔父は特攻志願兵
     遺品の恋文柳行李に




チマチョゴリの白衣の舞える慰霊祭
     誓いの舞ぞ胸に沁みゆく