福岡地区福祉ネット「カラオケサロン」

久しぶりの小春日和で、防寒コートを脱いで外出出来ました。
道路の真ん中で猫がゴロン、ゴロン、と気持ち良さそうに寝返りを打っていました。
地元で新築の福岡公民館で毎週火曜日・木曜日・土曜日の午後1時〜午後5時まで、カラオケサロンが行われています。
真新しいサロンはどんな雰囲気か・・・福祉ネットの広報担当として取材をさせていただきました。



このカラオケの機械は福祉ネットの所有物です。



今日の参加者は11人でしたが、いつもは20名ぐらい参加して部屋が満席になるそうです。
会員は60代〜80代だそうですが、今歌っている方は88歳と伺って朗々とした歌声にビックリしました。
机の上には皆が持ち寄りのお菓子が置いてあって、時々お茶で喉をうるおしながら次に歌う歌をチェックしている方もおりました。



女性の会員さんたちも歌を楽しんでおりました。
男性も女性も主に昭和の歌が多いです。
時代背景とその当時の生活や想い出が甦って、歌に気持ちがこもります。
皆さん上手な方ばかりで取材しながら聞き惚れてまいました。


そこで、皆さんがカラオケサロンに参加している感想をお聞きしてみました。

*男性・・・隣りの市から参加していますが、地元の人が優しくて
  幸せです。楽しくてカラオケの日が来るのが待ち遠しいです。
*男性・・・歌を通して多くの人に出会えるのが楽しみ。
  色々な歌も聞ける。
*男性・・・カラオケは腹から声を出すので健康的であり、
  ボケ防止になる。
*男性・・・カラオケをするようになって、身体が調子いい。
  友達が増えた。
  目的を持つことが大事で、人は希望と共に若く、失望と共に
  老いる。
*女性・・・夫が亡くなって路頭に迷っている時、友達に誘われて
  入会して元気になった。
*女性・・・他でも歌っているが今日は見学に来た。発表会に出る
  のが楽しみ。
*女性・・・平成11年に東日本大震災があってから、娘の所へ
  行こうと思ったけどカラオケのお陰で元気が出た。
  一人暮らしも楽しい。
*女性・・・他の街だけど麻雀仲間に誘われてカラオケを始めた。
  麻雀とカラオケで週6日フル活動している。友達が一番。
*女性・・・ず〜っと仕事をしていたけど足が悪くて止めた。
  友達から誘われてカラオケを始めた。歌が大好きで友達も
  沢山出来た。

歌が大好きで生き生きとした皆さんのお話を聞いて、高齢になるほど友達が必要だということを痛感しました。
“人は一人では生きられない”