驚き!「子供の貧困が増えている」

今朝7時からのNHKおはよう日本の中で、驚きの放送がありました。
それは貧困が300万人を超える中で「子供の貧困が増えている」ということです。
その主な理由は、離婚やリストラなどで職を失ったことが要因だといいます。
番組が終了してからNHKニュース「おはよう日本」のサイトを検索して詳しく読んでみました。
その内容を一部引用させていただきました。

貧困状態にある日本の子どもが増えています。
可処分所得が平均の半分を下回る世帯で暮らす子どもは6人に1人。
国会でも子どもの貧困対策を進める法律を作ろうという動きが出ています。
こうした中、民間でも貧困に苦しむ子どもを救うための取り組みが進んでいます。
満足な食事をとることができない子どもへの食料支援や、勉強する機会を届けるために、塾などで使えるクーポン券を提供するなど、親の貧困が子どもに引き継がれる「貧困の連鎖」を食い止めようとする最新の動きをご紹介します。

そこで「セカンドハーベスト・ジャパン」の活動が報告されました。
セカンドハーベスト・ジャパンは、社会の中で弱い立場にいる人・子供・一人親世帯・高齢者の方・難民の方・ホームレスの方などを中心に支援している団体で、その中でも子供は自ら声をあげることがなかなか出来ない弱い立場です。
親に遠慮して何も言えないでじっと我慢している。
そして栄養が足りていないし、成長期にある子供達は食の内容が精神状態や学業成績に影響するというデータも出ているとのこと。
日本は子供の貧困率が15.7%と、先進国の中でも非常に高いといいます。
「フードバンク」のことも紹介されましたので、サイトより引用させていただきました。

フードバンクの活動は、食料品メーカーや農家・個人などからまだ充分食べられるにもかかわらず様々な理由で廃棄される運命にある食品を引き取り、それらを児童養護施設の子供達やDV被害者の為のシェルター、更に路上生活を強いられている人達などの元に届ける活動を行っています。



子供の塾や勉強を支援するためにクーポン券が支給されています。
現金で支給すると家庭で食料などに使われてしまうので、勉強するためだけに使えるようにクーポン券にしたのだそうです。
このクーポン券のお陰で勉強を続けられる子供達の紹介もありました。


子供達が栄養が足りていない。精神状態や学業成績に影響する。
これには驚きました。
昭和20年代の貧困と同じだと思いました。
私達はその時代の経験者ですが、それは筆舌にしがたい貧困でした。
使い捨ての時代・飽食の時代と言われて久しい日本が、ここまで貧しくなっているとは・・・
子供は国の宝ですから、本来は国で子供達を保護すべきです。
景気が上向いたと言われていますが、日本の90%以上を占める中小企業はまだまだ厳しい経営を強いられています。
中小企業の景気が良くならない限り、日本は豊かにならないと思いますが。