驚きの里山の会5月定例会

昨日は5月里山の会定例会が行われました。
ゴールデンウィーク最後の絶好の行楽日よりとなり、18名の参加がありました。
里山も雑草が青々と伸びています。
朝礼で事務局長さんより作業内容の説明がありました。
1.アンズ・モモ・サクラの木の根元に固形肥料を施す。
2.下草刈り。
3.落葉樹に付いているミノムシなどの害虫駆除。



私達女性3人はビニール袋を持って、2m弱に成長したコナラや栗の木に鈴なりに付いているミノムシ取りをやりました。







テントウムシが可愛いです。害虫を退治して!


ところがゾッとする光景が目の前に・・・。
木の枝にびっしり固まって付いている「毛虫」がどの木にもいて、その重みで小枝が垂れ下がっています。
若葉はすっかり食いつくされて丸坊主です。
「キャ〜ッ・・・これ何?・・・」3人とも思わずその場を逃げました。
寒気もして近寄れません。
事務局長のUさんがシャチホコといって、頭と尻を同時に上に上げるのでこの名前が付いたんですよ」といって、大きな固まりは取り除いてくれました。

モンクロシャチホコの幼虫(シャチホコガ科)


私達も恐る恐るハサミで小枝を切って即ビニール袋に入れて取りました。
「今夜夢に出てきそう」Tさんが言いますが、同感です。
取ったものは焼却しました。
(ちなみに、私は仲々寝つかれませんでした)

虫取りをしながら、Uさんが山ウドの柔らかい新芽を採ってくれました。
天ぷらにすると、香りも良く美味しいそうです。



また、Tさんがハンショウヅルの花を見つけて、写真を撮りながらしばらく観賞しました。
こんな素敵な贈り物が山にあるんだぁ。いやなことだけじゃないね。

ハンショウヅル(キンポウゲ科センニンソウ属)
クレマチスの仲間で、花の形が半鐘に似ている事から
付いた名前だそうです。


一息入れてから、4月にめぼしを付けておいたエビネ・シュンラン・キンラン・ギンラン探しに3人で山を散策・・・風が気持ちいい。
エビネ・キンランの花に感動しました。
ヤマツツジも所々に咲いています。

エビネ(ラン科・エビネ属)



キンラン(ラン科・キンラン属)



ヤマツツジツツジ科・ツツジ属)


うっそうとした杉林の中に、スギノコ・クズ・ドクダミセイタカアワダチソウなどが一面に群生していた里山も何年もかけて竹や樹木・枯れ木の間伐、下草刈りを地道に行った結果、太陽の光が燦々と降り注ぐようになって、昔山里に普通に自生していた植物が沢山戻ってきました。
これはすごいことだと思います。


楽しみなお昼は、ちらし寿し・豆腐汁・スナップエンドウイカの酒蒸しです。
みんなお皿を持って一列に並んで、寿司ご飯を盛ってもらい、トッピング(豚肉のそぼろ煮・スクランブルエッグ・スナップエンドウ・キュウリ・刻みのり)を乗せてもらってテーブルに着きました。
「小学校の給食を思い出すねぇ」そんな言葉も飛び出して、すごく嬉しそうな男性陣でした。






昼食担当のKさんとEさんが料理を考えて下さって、美味しいお昼をいただきました。