充実した子育て支援はほど遠い

柳沢厚労大臣が「女性は生む機械、装置・・・」という発言をして問題になっていますが、昨日の読売新聞に載っていた「フランスは産んでいる」「出生率 欧州トップ 2005」という記事を読んで、日本の子育て支援の低さに失望しています。
政治家のレベルも・・・。
「子供を持つ女性が働き続ければ、企業経営は向上し、経済も活性化する」という考えが企業に浸透していると書いてあります。
出産休暇は、第1子・第2子の場合・・・出産前6週間(日本は6週間)・出産後10週間(日本は8週間)
第3子以上の場合・・・出産前8週間・出産後18週間(日本はいずれも規定無し)
給料の80%保証(但し最高2000ユーロまで)
育児休暇は、出産休暇終了後取るのが通常で、1人目の子供は6ヶ月・2人目以上の子供は3年間。
この間手当も支給されます。
お手伝いさん雇用補助もあり、雇用費の15%が自己負担となり、他に短縮勤務もあります。
子供3人以上の大家族は「大家族カード」が支給され、仏国鉄は、子供3人で家族全員30%割引・子供6人以上は75%割引。
地下鉄は、子供3人以上は一律50%割引になります。
動物園、美術館、プールなどの公共施設は無料、又一部のデパート、ホテル、レンタカー会社にも割引があります。
という様に、社会全体が子だくさん家族を支援しています。
日本でも一部の企業では充実した子育て支援が行われているようですが、まだまだ一般企業には浸透しておりません。
日本は先進国の中でも低く、女性が子育てをしながら安心して働ける環境はほど遠いように思いました。