民話の語りの会

あいにくの雨の中、なごみ農園で民話の語りの会が開かれました。
語りべは私の友人の吉野さえ子さんです。
私が西田さんの奥さんに彼女の事を話したのがきっかけで、今日のはこびとなりました。
聞き手は、西田さん夫妻、黒須さん、渡辺さん(黒須さんの友人)、稲熊さん家族、私です。
薪ストーブを囲んで、かすりの着物に着替えた吉野さんの語りが静かに始まりました。
「サルのひとりごと」と「お月さんももいろ」の二話です。
「お月さんももいろ」は悲しい話で、抑揚のある語りに引き込まれて涙がこぼれた人が何人もいました。
皆さんとても感激してくれて、彼女を誘って本当に良かったぁ。
もちろん彼女も大感激していました。
一息入れて食事会になりました。
白く煙った新緑に囲まれて会話も弾み、ゆったりと時が流れました。
夕方吉野さんが早速俳句に詠んでFAXをくれましたので、ご紹介します。
*新樹光完成近し山家(やまが)かな
*竹の子煮山と炉端の宴かな
*春暖炉くべ手は聞き役談義かな