仏事の慣習

晴れたり曇ったりの一日でした。
お隣のOさんのお宅のおばあちゃん(102歳)が亡くなられたと、今朝連絡をいただきました。
集落で最年長だったと思います。
私の住む地域の慣習で、喪主の隣家2軒が「告げ人」と決まっていて斎場の「葬儀日程表」を班に入っているお宅に1軒ずつ配って歩くことになっています。
そして、お通夜とお葬式の際に受付をすることになっています。


今回は我が家とお隣のMさん宅がその役割をすることになりました。
夫が釣りに出かけた後だったので、お隣のご主人と一緒に20数軒に歩いて配ってきました。
1時間以上かかったので1万歩以上歩いたでしょう。
おばあちゃんは背が高く美人で、野菜作りやお料理がとても上手でした。
お元気な頃には良く野菜や煮物・お赤飯などを戴きました。
私も黒米・ジャム類・ゴーヤーの佃煮・大根の甘酢漬け・珍しい花などをお裾分けすると、とっても喜んでくださってレシピを欲しいと言われて何枚か上げたこともありました。
晩年はおばあちゃんも腰が曲がって思うように動けないので、娘さんが後を継いで野菜作りをされています。
勿論手ほどきはおばあちゃんで、娘さん曰く「仲々上手く出来ないのよ」と言いながら、季節の野菜を持って来てくれます。
ここに家を建てて30数年が経ちましたが、集落の慣習で分からないことがあると、おばあちゃんや娘さんに教えてもらっていました。
寂しくなりますが、おばあちゃんは大往生だと思いました。



昨日義姉の所へお邪魔したら、黄色いピラカンサが枝いっぱいに実を付けていました。



庭のモミジの間からネリネが顔を出しました。
別名ダイヤモンドリリーといって、太陽の光に花弁がキラキラ光ってとてもきれいです。
今年は1本だけ咲きました。