孫とアリの観察

一年生の孫が学童保育に入るまでの間、下校時に迎えに行って我が家で預かる事になった。
午後外で遊んでいる時、孫が王家の豆に毛虫がついているのを見つけた。
私が割り箸でつまんで潰してから、アリの巣穴の近くに置いた。
すぐ5〜6匹のアリが寄って来て毛虫を巣穴に運んだ。
孫が「おばあちゃん、毛虫をもっと優しく潰さないとだめだよ」と言う。
とうして?と聞くと「だってクチャクチャに潰れてるもの」と言う。
今度は孫が毛虫を見つけて、箸でつまんで巣穴のそばに置いた。
「おばあちゃん、中からアリがゴミを外に運んでいるよ。なんでぇ?」と聞く。
「アリが巣穴をお掃除しているんだよ」と、私は答えた。
孫は納得がいかないようで、小さな木の実を巣穴に入れた。
しばらくすると、アリがその実を外に出した。
それを見て孫は納得したらしく「アリ君が掃除をしているんだね」と言った。
二人でしばらくの間、毛虫を巣穴に運ぶアリやゴミを外に出すアリ、忙しく動き回っているアリなどを観察していた。
孫がいなければこんな体験すら気がつかなかったと思う。