昨日に続き、午後の植物観察の様子をご紹介いたします。
ツルアリドウシです。
アカネ科・ツリアリドウシ属で、6月頃に茎の先端に白い小さな花を二つ付ける。
花弁の直径は1.2cmぐらいですが、とても可愛い花です。
イズセンリョウです。
ヤブコウジ科・イズセンリョウ属の常緑低木。
エンコウカエデです。
カエデ科で、葉の切れ込みが深く、秋に黄色く紅葉する。
コウヤボウキです。
キク科・コウヤボウキ属で、根元から沢山の枝を出す。
開花時期は9月〜10月で、1年目の茎に1輪ずつ咲く。
ホウキとして部屋内や狭いところのチリ落としに使われていたそうです。
こんな森の中にサワガニがいました。
これには皆足を止めてじっくり観察しました。
この森林には、サル・リス・タヌキ・ニホンシカ・イノシシなどの動物が出没するそうです。
散策道路に立て看板もありました。
急な坂道を足元に注意しながら進んで行きます。
ガマズミの花が満開でカメラマン達も撮影に忙しいです。
ネジキの花です。
ツツジ科の落葉小高木で、開花時期が5月〜6月で、白いツボ状の花が沢山咲いています。
ネジキの幹です。
幹がねじれている所から名前がついたといいます。
途中道に迷って、展望台まで戻ってから山を下って川沿いの道路に出てきました。
山の斜面にキイチゴがなっていて、何人かで黄色い実を採って食べました。
甘くて美味しかったです。
ジャゴケです。
コケの模様がヘビに似ていることから名前がついたそうです。
川沿いに生えている樹木に、モリアオガエルの卵塊がついています。
用水路のコンクリート壁にも、モリアオガエルの卵塊がついています。
側溝にきれいな水が流れていて、その中にオタマジャクシに手足が生えたような生き物が泳いでいました。
トウキョウサンショウウオの子供ではないかと、イラストレーターの浅井先生が言われました。
確かに、カエルのオタマジャクシではないです。
もし、トウキョウサンショウウオの子供だったらラッキーです。
初めて見ることになります。
清和の森管理事務所に午後3時半頃に帰ってきました。
アップダウンのきつい森林の中を散策して、皆さんさすがに疲れ気味のようです。
もちろん私もこんなに歩いたのは初めてで疲れました。
事務所の軒下にツバメの巣があって、4羽ぐらいヒナがいるようです。
親鳥がひっきりなしに餌を運んできます。
ヒナたちは黄色いくちばしを大きく開けて餌を待っています。
しばし、皆で眺めながら癒されました。
少し離れた場所にもツバメが巣作りをしています。
森林インストラクターの岩田さんにお礼のご挨拶をして、午後3時45分頃に事務所を出発して帰路につきました。
家に着いたのが午後6時でした。
これで「清和県民の森植物観察」経過報告はは終りです。
とても充実した楽しい植物観察でした。
機会があったらまた行きたいです。
自分なりにメモを取りながら歩きましたが、不十分な個所は調べたりして掲載しました。
もし間違っている物がありましたら、どなたか教えていただければ幸いです。